民主主義を守るための闘いは、民主主義的でなければならないのだろうか? 今回の中止事件をきっかけに生まれた議論のなかで、この不穏な問いがわたしの脳裏を何度もよぎった。明確な答えはない。だが、問いは不断に投げかけなければならないのだろう──。 さる8月22日、文京区民センターで「緊急シンポジウム『表現の不自由展・その後』中止事件を考える」が開催された。主催は、月刊「創」編集部を中心に構成された「8.22実行委員会」。同誌編集長の篠田博之による進行のもと、同展の参加作家である安世鴻(写真家)、朝倉優子(マネキンフラッシュモブ)、中垣克久(美術家)、武内暁(「九条俳句」市民応援団)、大浦信行(美術家)のほか、同展の実行委員である小倉利丸、アライヒロユキ、さらには岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)、滝田誠一郎(日本ペンクラブ)、金平茂紀(TVジャーナリスト)、鈴木邦男(元一水会)、森達也(作家・監
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