DIC(旧・大日本インキ)は、同社が運営するDIC川村記念美術館が所蔵するバーネット・ニューマン「アンナの光」を、海外企業に103億円で売却したと発表した。バーネット・ニューマンはアメリカ抽象表現主義のトップに位置する画家。「その「アンナの光」はニューマンの最大規模の作品で、左右610cmという大きなもの。同美術館では、マーク・ロスコ、フランク・ステラと並ぶ美術館の目玉作品だった。 ニューマンはアメリカ抽象表現主義の作家たちのなかでも最も中心的な画家だという。だが日本での知名度は意外にも高くはなかった。ニューマンの作品は「アンナの光」のように巨大なものが多く、それがわずかの縦線を除いて1色で塗り込められているという単純なものだ。日本での回顧展は3年前のこの川村記念美術館でしか開かれていないし、仄聞ではこの美術館以外には大きな作品は収蔵されていない。そういう意味では、川村記念美術館だけが、日
千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館が、アメリカの現代抽象表現主義の代表バーネット・ニューマンの絵画「アンナの光」を売却しました。ほぼ一面が赤い絵画で、売却額は103億円です。作品はこちら。 川村記念美術館からのお知らせ 「アンナの光」が登場する動画 「アンナの光」(1968年)はニューマンの晩年の大作。サイズは彼の作品で最も大きい276×611センチで、画面の9割は赤く塗りつぶされています。 川村記念美術館は創立の1990年から同作を所蔵し、鑑賞者が離れすぎずに適度な距離で鑑賞できるよう設計した「ニューマン・ルーム」に展示していました。売却が完了した10月4日の時点で公開は終了。譲渡先は海外の企業で、今後同作品を一般公開をする予定ですが、海外への譲渡に「もう見られないのか」と懸念する声や、「ニューマン・ルームで見られなくなるのが残念」と惜しむ声が上がっています。 advertisement
沼辺信一 [Shin-ichi Numabe] 1952年東京に生まれ、 1975年まで埼玉で暮ら す。大学を中退後は 上京して独り暮らしを 始め、多くの友人と出 逢う。生活のためバイト に精を出すうち、編集 プロダクション見習とし て書籍編集のイロハを 身につける。1988年、 取材で初めて訪れた外国 都市がレニングラード だった。 1989年から2003年 まで美術館の学芸員。 ジョゼフ・コーネル、 モネ、ルノワール、 若林奮など の展覧会を担当。 引退後は海辺で悠々自適の生活を旨とし、ブログ執筆のほか、折りにふれてバレエ・リュス、ロシア絵本、プロコフィエフの日本滞在などについて論考を綴っている。国境を越えた20世紀芸術の伝播に強い関心を抱くとともに、自らのルーツである70年代カルチャーにもやみがたい郷愁を 覚える。 ◆ 好きな作曲家/ パーシー・ グレインジャー、モーリス・ジョーベー
川村記念美術館で開催中の 開館20周年記念展「アメリカ抽象絵画の巨匠 バーネット・ニューマン」に行って来ました。 昨年2009年に「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展を開催し大注目を浴びた川村記念美術館が、同じくアメリカで抽象表現主義とカラーフィールド・ペインティングの担い手として活躍したバーネット・ニューマンの展覧会を開催しています。 川村記念館には常設展示として「ロスコ・ルーム」と「ニューマン・ルーム」という、それぞれの作品の個性を最大限に引き出す特別室が用意されています。 これだけ立派なパーマネントコレクションルームを有する美術館は日本では大変珍しいこと。ましてやある種伝説化しているロスコとニューマンの作品を上下1階と2階に配置された特別室で鑑賞できるのは非常に贅沢なことです。 自分がアメリカ現代美術作品に興味を持つ契機となったのは、川村記念美術館と軽井沢セゾン美術館のお陰。いつ訪れて
14歳の息子と一緒にアート鑑賞しています! 2024.06 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.08 川村記念美術館にて 「アメリカ抽象絵画の巨匠 バーネット・ニューマン」 を観てきました。 10月1日は都民の日。幼稚園はお休みです。 都内はいろいろな美術館、博物館が無料で開館。ということは どこも混んでるだろうと思い 思いきって川村記念美術館まで遠征を試みました。 ペーパードライバーなので今回は高速バスを利用してみました。 利用したバスはこちら。 9/1より、東京駅と川村記念美術館を結ぶ高速バス路線が開通します。 こちらの高速バスものすごく快適です。理由はこちら。 ・パスモを使うと50円割引 ・トイレがついているので子連れでも安心 ・空いているので中で飲食も特も問題なし ・時間割が絶妙に渋滞を避
14歳の息子と一緒にアート鑑賞しています! 2023.12 << 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >> 2024.02 川村記念美術館が【所有していた】 バーネット・ニューマンの「アンナの光」が 海外の美術館に売却されてしまいました。 バーネット・ニューマン≪アンナの光≫ 公開終了のお知らせ あの作品、そしてあの空間の大ファンだった者としては とても悲しいです。 ブログを振り返ると熱い想いが 何度も記録されています。 2008-09-28 川村記念美術館を再訪しました 「観れなくなら教えてよ!」という声も ネット上で数多く見受けられましたが 売却交渉という状況では正直仕方が無かったのかなとは思います。 うう、それにしても、残念です。 ニューマン展もありましたね。 これも素晴らしかった。 2010-10-01 川村記
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