終身雇用、年功序列といった平成の働き方が終わりを告げようとしている今、社会人に求められているもの。それは「起業家マインド」だ。著書『起業家のように企業で働く 令和版』で知られる経営学者・コンサルタントで、過去にはNEC、マッキンゼー、ユニデン、アップルなどの複数社で勤めてきた小杉俊哉氏は、日本人のコミュニケーションに足りないものは「アサーション」だと説く。この耳慣れない言葉について、やさしく教えてもらった。 日本のビジネスシーンでは、このアサーションが非常に欠けている。またグローバルのビジネス環境はアサーションなしには成り立たない。それほど重要なのに、多くの日本人が実に不得意だ。 いまだに、上司の中には「オレにそこまで言わせんのか! 察しろ!」とか言う人がいる。日本人同士だと、以心伝心、背中で語る、腹芸、言わずもがな、空気を読む(できない人がKY)、最近では忖度するというのが、当たり前だと