2018年07月06日17:27 インオペの決断はブルー カテゴリ愚痴骨折 先日、判断に迷う症例を経験しました。 100歳近い超高齢者の大腿骨頚部骨折(Garden stage 4)です。 転倒前のADLは、2mほどの伝い歩きレベルです。認知症はあるものの、俳徊するまではいきません。今回は、肺炎で熱発してしんどくなって転倒したようです。 入院時に結構な炎症所見亢進をみとめたため、即手術は難しいです。肺炎が軽快するまで1週間は要しそうです。 そして、単純X線像をみると、患側大腿骨の骨質が極めて不良です。皮質骨がペラペラで、ステムでも入れようものなら、容易に術中骨折や術後骨折を併発しそうです。 う~ん、困った。。。選択肢はふたつです。 肺炎が軽快するのを待機して手術を施行する インオペにする 肺炎がある程度軽快するまで手術を待機すると、今よりも確実に歩行能力は落ちます。100歳ちかい高齢者が劇