FirefoxはSQLiteというデータベース管理システムを用いて履歴とブックマークを管理しており、このデータベースのことをPlacesと呼ぶ。具体的にはplaces.sqliteというファイルだ。places.sqliteの肥大化と断片化はFirefoxのパフォーマンスを低下させるおそれがあるため、Firefox 3.6以降、データベースの断片化割合を推測しながら30日から60日に1回、アイドル時にVACUUM処理が行われる仕様となっている(Bug 512854)。places.sqlite内の項目が削除されて生じた空きレコードは、VACUUM処理によって解消され、それによって初めてファイルが圧縮されることになる。 ここまでは前提のおさらいだが、そうした知識があるかは別にして、要するにVACUUMすればFirefox本体の動作が軽くなると考えて、手動でこれを行うべく拡張機能を導入するユー
fossBytesに6月9日(米国時間)に掲載された記事「Firefox 48 Enables Electrolysis, Brings "Largest Change Ever" By Bringing Multi-process」が、次の安定版バージョンとなる「Firefox 48」で「Electrolysis」の機能がデフォルトで有効になると伝えた。Firefoxは当初の取り組みから7年ほどかけてこの困難なプロジェクトを離陸させることになる。 歴史的にWebブラウザは単一のプロセスとして実装されてきた。これに対し、当時後発のWebブラウザとして登場したGoogle Chromeが一石を投じる。Chromeは「マルチプロセスアーキテクチャ」と呼ばれる仕組みを採用し、単一のプロセスではなく役割ごとに複数のプロセスとして動作する仕組みを取った。この仕組みはマルチコア/プロセスの性能を発揮し
Mozillaは4月29日、今週開発版(Aurora)を公開した次期版「Firefox 48」で「WebExtensions API」が安定扱いとなる見通しを発表した。アドオン開発者に対し、WebExtensions APIを利用したアドオン開発を促している。 WebExtensions APIはGoogle ChromeやOperaが採用するExtension APIと互換性のある新しいアドオン開発向けAPI。アドオン開発者はこれにより、ほかのWebブラウザ向けに作成した拡張機能をわずかな変更を加えるだけでFirefoxで動かせる。Mozillaは2015年8月にWebExtensionに変更する方針を打ち出していた。計画では2017年末までに完全に移行する予定で、これにより既存のFirefox XPCOM/XUL APIは非推奨となる。 MozillaによるとWebExtensions
Mozillaが最近調査したところによると、FirefoxのBeta版ユーザーの多くは、Beta版を使用していることに気付いておらず、アップデートが多すぎると文句を言う人も少なくないのだそうだ。たしかに、アップデートの頻度はずいぶん違う。リリース版なら次のメジャーアップデートまでにせいぜい2回くらいだが、Beta版では10回以上になるからだ。 それにしても、Beta版を使用していることに「気付かない」というのは盲点だった。ダウンロードするときに、Beta版であることが明示されているではないか。だが、考えてみるとDeveloper Editionのように色彩を変えたアイコンは使っていないし、Beta版の意味を知らなければ、Webサイトに「安定した状態の新機能を試す」と書いてあっても、新機能も使えるFirefoxなのかと思うだけかもしれない。起動時に「これは正式版ではありません」と表示が出るわ
ユーザーは増えたがシェアはまだまだ 以前Android版Firefoxの各種機能を紹介したのは、2014年6月、バージョン30がリリースされたときだった。それから2年近くが経ったので、バージョン45をベースに情報を更新しておきたい。 まずはAndroid版Firefoxのアクティブユーザー数について。"Are We Stable Yet?"でMozillaが公開しているADI(Active Daily Installations)の数字を見てみよう。過去記事で、2014年5月25日から6月1日までの平均値は、Betaチャンネルが66.43k、Releaseチャンネルが3.08Mとなっていたが、2016年3月16日から4月1日までの平均値は、以下のとおりである。 Nightly Aurora Beta Release ADI 1.25k 1.83k 138.47k 6.07M Beta/リリ
当ブログでは、Firefoxの延長サポート版(ESR)のメジャーアップデート時期を開発の区切りとみて、Web上で実行可能なベンチマークの測定結果を公開している。Firefox 45がリリースされた今回は、Firefox 38との比較を行う。また、Windows向け64bit版が「各国語版のFirefoxをダウンロード」のページで公開されるようになり、既にWindows版Firefoxユーザーの約3.5%を占めている状況を踏まえ、64bit版も比較対象に含めた。 検証を行った具体的なバージョンを挙げると、32bit版のFirefox 38.6.1(ビルドID:20160210125511)、32bit版のFirefox 45.0 RC2(ビルドID:20160303134406、ユーザーエージェント:Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64; rv:45.0) G
Firefoxのユーザインタフェースのフォントサイズと種類を指定する Firefox のメニューやロケーションバーなど全ての、ユーザインタフェースのフォントサイズと種類を設定します。 その1. アドオン Theme Font & Size Changer (サイズとスタイル) その2. userChrome.css (サイズと種類) その1. アドオン Theme Font & Size Changer を使う フォントのサイズとスタイルを設定する。 1. アドオン Theme Font & Size Changer をインストールする [+ Firefox へ追加] をクリックする。 [インストール] をクリックする。 [今すぐ再起動] をクリックする。 アドオンの開発元Webサイトが新しいタブに表示される。 2. Theme Font & Size Changer の設定 ナビゲーショ
Mozillaは4日、現在6週間ごとに新しいメジャーバージョンをリリースしているFirefoxについて、今後は6~8週間ごとのリリース間隔に変更することを発表した(Mozillaブログ — Future Releasesの記事、 BetaNewsの記事、 Phoronixの記事、 Softpediaの記事)。 新しいリリーススケジュールには、固定間隔のリリーススケジュールに対する大きな利点がいくつかあるという。たとえば、長期休暇の時期を配慮したリリーススケジュールを組むことができるようになり、ユーザーと開発者双方に時間の余裕を提供できるようになるとのこと。 今後のリリーススケジュールは以下の通り。 2016/03/08 Firefox 45 / ESR 45 2016/04/19 Firefox 46 2016/06/07 Firefox 47 2016/08/02 Firefox 48
Firefox 44がリリースされ、アップデート可能になっているが、アップデート後に再起動してみると、はてなブックマーク拡張(バージョン2.3.8.1-let-fixed)が全く動かなくなっている。過去記事・Firefox 44はアドオン互換性に要注意で懸念していた事態が現実化してしまった。近日中に公式修正版が提供されると信じているが、それまで同拡張が使えないのは不便極まりない。 有志による修正版を導入すれば、当面の問題をしのぐことができる。まずはabout:configの画面を開いて、xpinstall.signatures.requiredの設定をfalseに変更し、未署名の拡張機能を有効化しよう。次に、修正版が公開されているGitHubのページへ移動する。ここからの手順は、過去記事・はてなブックマーク拡張の使い勝手を取り戻す(追記あり)で紹介したとおりだ。 「ファイルからアドオンをイ
By Johnathan Nightingale 日本時間の2016年1月26日(火)から「Firefox 44」の正式日本語版がダウンロード可能となります。最新版のFirefox 44では、ウェブサイトからのプッシュ通知を受け取ることが可能となり、タブに表示されていないサイトからの通知を受信できるようになりました。なお、タブグループはFirefox 45で廃止されることとなっており、未署名アドオンを許可するオプションはFirefox 46で廃止される予定です。 Firefox のダウンロード — 自由な Web ブラウザ — Mozilla https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/ Firefox 44.0 リリースノート https://www.mozilla.jp/firefox/44.0/releasenotes/ Android 版 Fire
原文: Firebug & DevTools Integration on Oct 28, 2015 by Jan Honza Odvarko 私たちが Firefox Developer tools (DevTools)と Firebug の統合に力を注いでいることはご存知でしょうか。すべての Firebug の機能をネイティブの DevTools に移植する作業に取り組んでいます。それによって、マルチプロセスにおける互換性の向上や、リモートデバッグが可能になります(例: Electrolysis 互換)。できる限りスムーズに Firebug から DevTools への移行パスについても準備中です。このように、私たちは現在唯一の素晴らしいツールを開発することにフォーカスしています。どのようなものか見ていきましょう。次世代のFireBugの主な目標は、ネイティブの DevTools を使
Windows向け64bit版Firefox 43が正式に公開され、スタンドアローン型インストーラ(フルインストーラ)が『各国語版のFirefoxをダウンロード』のページから入手可能になっている。当初の計画からすると9か月近い遅れではあるが、ようやくフェーズ1を達成した。なお、サポート対象はWindows 7以降に限られており、Vista以前だとインストールも起動もできない。 Firefox 42の時点では、利用可能なNPAPIプラグインはFlashとAdobe EMEに制限されていたが、Firefox 43においてSilverlightが追加された(Bug 1225293)。もっとも、Firefox 64-bit for Windows Available | Future Releasesの中で、Mozillaは、2016年末までに(一部を除き)NPAPIプラグインのサポートを打ちきる
2. 61,500ドル (約740万円) Bug 1065909 Bug 1109276 Bug 1162018 Bug 1196740 Bug 1069762 Bug 1148328 Bug 1162411 Bug 1198078 Bug 1080987 Bug 1149094 Bug 1164397 Bug 1207556 Bug 1101158 Bug 1157216 Bug 1190038 Bug 1208520 Bug 1102204 Bug 1158715 Bug 1190139 Bug 1208956 Bug 1106713 Bug 1160069 Bug 1192595 私の1年間の実績
Mozilla Japanは、2015年11月15日、Firefox Developer Conferenceを開催。“Inspect、Hack、Ignite”(「調査して、ハックして、点火して」)をキーワードとし、WebVR、Firefox OS搭載のスマートフォンやスマートTVの展示に加え、デベロッパー向けに各技術を深く掘り下げた内容のブレークアウトセッションなどを行った。本記事では、Firefoxの新技術やMozillaのビジョンを示すものとして午前中に行われたキーノートの内容をレポートする。 オープン性、革新性に重きを置き、より良いWebの世界を実現するために 最初に登壇したMozilla Japan 代表理事の瀧田佐登子氏は、まず2004年11月9日にFirefox 1.0がリリースされ、ちょうど11年になること、そして3日前にFirefox iOS版のダウンロードを開始したこと
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