KADOKAWAの月刊漫画誌「コミックキューン」公式Xが2024年7月30日、連載作品「エルフ先生のトイレはどこですか?」について、単行本発売時に展開した「書店店頭用の掲示物」を撤去する手配を進めていると発表した。 プロモーションとして制作したものの、「書店での掲示には適さない内容」との指摘を踏まえて対応するという。Xでは、失禁のイラストが描かれている掲示物が波紋を広げていた。
KADOKAWAグループは、2028年3月期までの中期経営計画において、多彩なポートフォリオから成るIP(Intellectual Property)を安定的に創出し、世界に広く展開することを中核とした「グローバル・メディアミックス with Technology」の推進を基本戦略としている。そしてメディアミックスの中心となるアニメ事業の戦略として、制作ラインの拡充および制作力を強化することによって、魅力的なアニメ作品を継続的に創出していく体制を構築し、アニメを核としたIP価値の最大化を目指している。 1973年創業の動画工房は、豊富なアニメ制作の実績を持ち、かつ多くのヒット作を手掛けるスタジオ。魅力的なキャラクター描写、そして作品自体の世界観を表現するその丁寧な作画は、世界中のアニメファンから高い評価を受けており、『月刊少女野崎くん』や『NEW GAME!』のアニメ制作に始まり、約10年
最近、集英社や講談社などの大手出版社が「ゲーム事業」に参入してきている。 元々、出版社は「餅は餅屋」として、ゲーム制作など専門以外の領域は協力会社に任せ、あくまでライセンサーとしての立場を維持してきた。なのに、ここに来て、出版社が続々と自らゲーム事業に参入しようとするのはなぜなのだろうか? その理由のひとつとしては、今後のIP(版権、知的財産)の展開先・マネタイズ先として、デジタル分野ーー中でもゲームがもっとも有望かつ重要だから、ということが挙げられるだろう。 出版社は漫画や小説といったIPを多数保有している。ヒットしたIPは「原作」として、アニメや映画、ゲームといったメディアミックスを通してさらに大きく認知を広げることができる。これら知名度の上がったIPをいろいろな形で展開しビジネス化するのが、出版社の基本的なビジネスモデルになっている。 しかしながら、現状、その出版社が自前で持って
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹、東証一部:9468)は、2021年4月30日(金)、2021年3月期 通期連結期間(2020年4月~2021年3月)の業績を公表いたしました。 2021年3月期 通期決算のハイライト ・2021年3月期 通期連結実績は、売上高2,099億47百万円、営業利益136億25百万円で、ともに過去最高を達成。 ・書籍、アニメ、ゲームの事業が大幅に成長し、前年比で売上高2.6%増、営業利益は68.5%増と大きく伸長。 ・2022年3月期 通期業績見通しは、新型コロナウイルス感染症の市場環境への影響を踏まえレンジ形式で開示。営業利益は140億円を目指すが、新型コロナの深刻化の可能性もあり100億円の下限値も想定。 ・2023年3月期の経営目標達成のため、新規IP点数の拡大やDXの加速、電子書籍のグローバル展開など6つの重点施策を
KADOKAWA<9468>は、本日(3月25日)、6月22日付で取締役でドワンゴ代表取締役社長の夏野剛氏が代表取締役社長に就任することが内定したことを発表した。また、同じく取締役の山下直久氏も代表取締役に就任する。 ▲代表取締役社長就任が内定した夏野剛氏 一方で、現・代表取締役社長の松原眞樹氏は代表権のない取締役副会長となり、代表取締役の井上伸一郎氏は新たに顧問に就任する。 異動の理由は、経営体制強化および業務執行の一層の迅速化のため、としている。 なお、同日付でJ-GUIDE Marketing常務取締役の周欣寧氏が取締役、鵜浦博夫氏が社外取締役に就任し、社外取締役の高須武男氏が退任する予定だ。
MAGES.は、親会社であるドワンゴが保有する全株式を、MAGES.の代表取締役である志倉千代丸氏が代表を務める株式会社CHIYOMARU STUDIOが買い取ったと発表した。 買収対象会社の経営陣が、事業の継続を前提として買収対象会社の株式を取得する取引、いわゆるマネジメント・バイアウト(MBO)を行い、これによってMAGES.は、ドワンゴの子会社、並びにドワンゴの親会社であるKADOKAWAの連結子会社ではなくなり、独立したことになる。 発表では「KADOKAWAグループとは引き続き、従来と同様の良好な関係を継続することを前提として行われたもの」として、「環境変化が激しいエンタテインメント市場の中で、代表である志倉千代丸を中心としてよりスピーディーで柔軟な経営判断を行っていき、新規事業を含めた新しい価値の創造・提供を行うべく邁進してまいります。」と説明されている。 MAGES.は、20
カドカワ、18年度は最終赤字40億円 ドワンゴの「テクテク」低迷、niconico有料会員は180万人に減少 カドカワが5月14日に発表した2019年3月期(18年4月~19年3月)の通期連結決算は、売上高が前期比0.9%増の2086億500万円、営業利益が13.9%減の27億700万円、最終損益が40億8500万円の赤字(前期は10億3800万円の黒字)に転落した。 KADOKAWAの出版事業は電子書籍販売が好調で増収増益だったが、不振が続く子会社ドワンゴの構造改革に多額の費用を投じたことが響いた。ドワンゴは位置情報ゲームアプリ「テクテクテクテク」の収益化に失敗した他、動画サービス「niconico」の有料会員の減少を食い止められず。3月末の有料会員数は180万人と、18年12月末から8万人減った。 KADOKAWAの出版事業は好調も、ドワンゴの「テクテク」終了などが打撃に KADOKA
ライトノベルの市場規模は、文庫本、単行本をまとめて約300億円市場と言われている。2015年がピークであったものの、その市場で息づく作品たちは、いまもつぎつぎとコミカライズ、アニメ化、ゲーム化されている状況だ。 そんな一大市場の始まりを考えたとき、コバルト文庫やソノラマ文庫など、いくつも言及すべきところはあるが、1980年代半ばに角川書店が創刊したパソコン誌『コンプティーク』に掲載されていた『ロードス島戦記』が、いまに繋がるライトノベル史の源流のひとつであることは衆目の一致するところだろう。 以来30年の時が経ち、書店の棚に、Webサイトに居並んでいるライトノベルを俯瞰すれば、その中心にいるのはいまなおKADOKAWAであることがわかる。 この流れを作った人物がいる。 それがこの記事で聞き手となっている佐藤辰男氏だ。 佐藤辰男氏 氏の立ち上げた、あるいは手掛けたものを見るといい。パソコン誌
ドワンゴは8月17日、「II V」(トゥー・ファイブ)ブランドを立ち上げ、キャラクタービジネスを本格展開すると発表した。自社IP(Intellectual Property:知的財産)だけでなく、他社IPの制作やクリエイターのマネジメントも手掛けるという。すでに作家の時雨沢恵一氏、成田良悟氏、蒼山サグ氏とバーチャルYouTuberのアメノセイが所属クリエイターとして公式サイトに掲載されている。 現在II Vが展開している自社IPは「SIX SICKS」と「アメノセイ」の2つ。SIX SICKSは、蒼山サグ氏が原案とシナリオを担当する新人ボートレーサーたちの青春群像劇を使ったメディアミックスプロジェクトで、ゲームや小説、キャラクターソングなどを展開している。一方アメノセイはII V所属のバーチャルYouTuberで、こちらもさまざまなメディアミックスを行うという。また、ドワンゴが制作した他社
同社の経営企画局知財法務部海賊版・模倣品対策課課長の高橋剛彦さんが答える。 ーー政府の事実上のブロッキング要請、率直な感想は。 サイトブロッキングそのものについては推進している立場です。 現在、国内で唯一ブロッキング対象になっている児童ポルノ(以下、児ポ)を巡っては、一般社団法人インターネットコンテンツセーフティ協会(ICSA)などが警察を交えて対策している。 そして、児ポのブロッキング制度は、ICSAがインターネット・プロバイダー(ISP)や総務省などと話し合って導入した背景がある。それ以降、我々はブロッキングには推進姿勢だった。ISPから意見を受けて、どのような法的根拠があるのかも話し合いをしてきた。 その話し合いの中で、ブロッキングは「通信の秘密」は害するけれども、児童の人権侵害を防ぐための緊急避難として導入が受け入れられていった。 一方、漫画などの一般的な著作物については、児ポのよ
出版大手の「KADOKAWA」は、所沢浄化センター跡地(埼玉県所沢市東所沢和田)に建設を予定している新社屋の施設の概要や完成予想図などを公表した。 東京都千代田区にある本社機能の約半分を移す方針で、1月31日に同センター跡地で記者会見した松原真樹社長は、本社所在地も所沢に移す可能性が高いことを明らかにした。 施設は、「ところざわサクラタウン」と名づけた約4万平方メートルのエリアに、地上6階、地下2階建て、建築面積約2万5000平方メートルの建物を建設する。印刷工場や物流倉庫、会社事務所、ホテルなどが入る棟と、図書館や美術館などの複合文化施設の棟が1階でつながる構造となっている。 複合文化施設にはアニメ専門の美術館や、約12万冊所蔵の図書館などが入り、有料での一般開放を予定している。開業は2020年夏の見込み。 松原社長は「旧来型オフィスではなく、出版製造の物流改革を実現したい」と語った。
6月22日10時から行われたカドカワの株主総会。角川書店の出版と、ドワンゴのニコニコという2つの大きな事業があります。 直近決算説明会資料:2017年3月期 通期決算説明資料 株主総会資料:第3期定時株主総会招集ご通知 2016年株主総会:はちまや刃とは距離を置いてる-カドカワ 2016年株主総会の内容まとめ 業績は増収減益。分野別にみると、出版が増収増益な一方、Webサービス(ニコニコ)の落ち込みが目立っています。 ニコニコはプレミアム会員数が2016年12月末に初めて減少。動画だけでなくライブ配信もYouTubeに押されていることが大きな要因。年代別シェアでYouTubeと親和性の高い10代の割合が減少していることからも、それがうかがえます。 「順調に増加している」と強気だった有料チャンネル会員数も、大型チャンネル(『animeloLIVE!』)閉鎖の影響で減少しています。 ▼ここ一年
■noteはじめました! まずは自己紹介から。前職は小説の編集者をしていました、三木一馬と申します。 2016年3月31日をもって、株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス事業局を退社し、新たに作家のエージェント会社『ストレートエッジ』を立ち上げました。 最終職歴は電撃文庫編集部編集長、電撃文庫MAGAZINE編集部編集長です。 2000年に上智大学理工学部を卒業後、現KADOKAWA、旧メディアワークスに入社。以来、16年にわたって小説の編集に携わってきました。 主な担当作は、『とある魔術の禁書目録』、『ソードアート・オンライン』、『灼眼のシャナ』、『魔法科高校の劣等生』、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』などなどです。 僭越ながら、歴代担当作品は約500冊に及び、累計部数は6000万部を突破しました。 去年はその軌跡と、小説創作のノウハウ本を執筆させていただきました。 『
KADOKAWA・DWANGO、10月1日より「カドカワ株式会社」に社名変更…経営統合を内外に強く示すため KADOKAWA・DWANGO<9468>は、本日(5月28日)、社名を「カドカワ株式会社(英文:KADOKAWA DWANGO CORPORATION)」に変更すると発表した。変更予定日は10月1日で、6月23日開催予定の第1期定時株主総会での定款の一部変更が承認されることが前提となる。 同社では、KADOKAWAとドワンゴの経営統合を内外に強く示すため、両社の音を組み合わせたという。「カ」:KADOKAWAのKA、「ド」:ドワンゴのド、「カ」:KADOKAWAのKA、「ワ」:ドワンゴのワになるとのこと。
出版大手のKADOKAWA(角川)が4月からインターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京・目黒)と紙の書籍・雑誌の直接取引を始めた。出版物を書店に届ける取次を介さないことで物流を効率化。消費者に早く商品を送り届けられるようにする。仕入れ費用を抑えられるアマゾンはポイントなどの形で消費者に収益を還元することも可能になる。角川が発行するすべての書籍や雑誌が直接取引の対象となる。大手出版社がアマゾ
4月16日、KADOKAWAは2013年10月より施行していた社内カンパニー制を廃止し、ジャンル別に編集・製作機能を備えた局体制に組織を再編する意向を発表した。 新たに新設された局は「ビジネス・生活文化局」「コミック&キャラクター局」「マガジンブランド局」「アスキー・メディアワークス局」「エンターブレイン局」の5つ。「角川書店」「富士見書房」「メディアファクトリー」といった馴染み深い名前が、組織的には消滅したことを嘆くオタクは多いが、事態はそんな表層的な問題ではないと、出版関係者のA氏は語る。 「買収、合併を繰り返してきたKADOKAWAですが、ついに組織統合のための大ナタを振るったという印象です。今回の再編は、社内での格差の助長およびその先にある人員整理が目的であることは誰の目にも明らかですから」(A氏) たとえば、これまでの社内カンパニー制ではまず不可能だったグループ内同業他誌間での人
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く