第4回「ハマる前に理解するFirewalldの設定方法、iptablesとの違い」では、これまで使われてきたiptablesから変更された、CentOS 7の新たなセキュリティ管理の仕組みであるFirewalldのアーキテクチャとその設定作法を中心に解説しました。 今回は、CentOS 7から実装されたLinuxシステム管理を標準化する仕組みである「OpenLMI(Open Linux Management Infrastructure)」の基礎と運用方法を解説します。 「OpenLMI」とは OpenLMIは、Linuxサーバの管理や監視を「リモートで効率的に扱う」ためのAPIを提供する管理ツールです。 これまでの管理や監視で使われていたシェル上でのLinuxの管理コマンド群ではなく、ストレージやネットワーク、システムサービスなどのリソースを抽象化したAPIを管理コマンドとして使います。