無料 SSL の認証局である Let's Encrypt は、有効な証明書のうち 2.6% に当たる300万件の証明書に対し、2020年3月4日に失効手続きを行うと宣言しました。しかもその事がユーザーに通知されたのは失効手続きの数時間前です。一体、Let's Encrypt に何が起きたのでしょうか? 私が調べた事を共有したいと思います。 この記事は Let's Encrypt の証明書失効に関する一連の出来事についてまとめた物です。今回の失効処理の対象となっているかどうかの確認方法等については、以下の記事をご覧下さい。 Let's Encrypt に重大なバグが発覚。該当サイトは2020/3/4 までに対応が必須 更新しました(2020/3/7) 影響の度合いについての記載が正しくなかったので修正 現在の Let's Encrypt の見解が正しくなかったので修正 何が起きているのか?
本ページの情報は2018年6月時点のものです。 独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」という。)では、近年の情報セキュリティの基盤技術として広く利用されている暗号について、暗号技術評価プロジェクトCRYPTRECの活動を通じ、SSL (Secure Sockets Layer) / TLS (Transport Layer Security) の適切な利用促進を目的として、SSL/TLSサーバの構築者や運営者が適切なセキュリティを考慮した暗号設定ができるようにするための「SSL/TLS暗号設定ガイドライン」を2015年5月に公開しました。その公開から約3年が経過し、SSL/TLSを取り巻く状況の変化やSSL/TLSをサポートするアプリケーションのバージョンアップ等を反映した内容とするための改訂が必要となってきました。 また、2016年度のCRYPTREC活動において、暗号を正しく使う
1. はじめに 昨日「SSL/TLS暗号設定ガイドライン 第2.0版」が公開されました。 前回から約3年経って今回はCRYPTREC暗号技術活用委員会で検討作業が行われたようです。 普段、TLS/HTTPSの記事を書いたり発表したりしている立場上、これを見逃すわけにはいけません。 本文冒頭では、 「本ガイドラインは、2018 年 3 月時点における、SSL/TLS 通信での安全性と可用性(相互接続性)のバランスを踏まえた SSL/TLS サーバの設定方法を示すものである。」 ということなので、できたてほっかほっかの最新ガイドラインを読ませていただきました。 読み進めてみるとChangelogが細かく書いてなく、以前のバージョンとどこがどう変わったのかよくわかりません。TLS1.3とかは絶対に新しく入った内容なんですが、細かいところはどうだろう… それでも全部(SSL-VPNを除く)をざっと
はじめまして、Kaizen Platform SRE の @tkuchiki です。 本記事では AWS 上で利用している SSL/TLS 証明書(以下、証明書)を一括管理するツールを作成したので紹介いたします。 TL;DR aws-cert-utils を作成して AWS 上で利用している証明書を一括管理できるようにした 証明書の一覧表示、証明書を利用している ALB / CLB / CloudFront の一覧表示も可能 aws-cert-utilsを利用し証明書を管理することで、更新・確認作業においてミスが発生しにくくなった 背景 今までの問題点 CLB / ALB / CloudFront の証明書更新時に aws cli iam でアップロードした証明書を Management Console から一つひとつ切り替えていた 更新対象が多いので作業に時間がかかる 確認作業も大変 そ
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? はじめに SSL/TLSについて改めて理解を深めたい思い、関連する技術についてまとめました。 本記事はTLSに関すること主題として、HTTPS、暗号化、Apache、OpenSSL等について記載しています。 SSL/TLSの通信は色々なプロトコルや暗号化方式が組み合わされ補いあってできています。暗号化の仕組みはパズルのようで面白いです。一つ一つを読み取り理解が深まるごとで、SSL/TLSって本当によくできると思いました。フレームワークの意味について考えさられます。 HTTPSの通信 HTTPSの通信はTCP/IPプロトコルスイートとして
ご来店ありがとうございます。 本日より、『プロフェッショナルSSL/TLS』(2017年3月発行)からスピンオフしたミニブック『OpenSSLクックブック』の提供を開始しました。購入ページからカートに追加していただくことで、どなたでも無償でダウンロードが可能です(クレジットカード情報は不要ですが、直販サイトの購入フローを経由する関係で、お名前の欄と住所の欄への入力はお願いいたします)。 同書は『プロフェッショナルSSL/TLS』の原書である‟Bulletproof SSL and TLS”からOpenSSLに関する章を抜き出して再編された‟OpenSSL Cookbook”の翻訳に相当し、『プロフェッショナルSSL/TLS』の「第11章 OpenSSL」と「第12章 OpenSSLによるテスト」加え、SSL Labsで公開されている ‟SSL/TLS Deployment Best Pra
Aaron KiliLast Updated: May 11, 2021 Read Time: 3 minsCategories Open Source 5 Comments testssl.sh is a free and open-source, feature-rich command-line tool used for checking TLS/SSL encryption enabled services for supported ciphers, protocols, and some cryptographic flaws, on Linux/BSD servers. It can be run on macOS X and Windows using MSYS2 or Cygwin. Features of Testssl.sh Easy to install and
TLS 1.3は現在策定中ですが、 前方秘匿性 の問題から RSAのみ を用いた鍵委共有が禁止になる見込みです。(詳細は後述します) HTTPSとは 次に、HTTPSです。 HTTPS - Wikipedia HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)は、HTTPによる通信を安全に(セキュアに)行うためのプロトコルおよびURIスキームである。 厳密に言えば、HTTPS自体はプロトコルではなく、SSL/TLSプロトコルによって提供される セキュアな接続の上でHTTP通信を行うこと をHTTPSと呼んでいる。 とのことです。 HTTPの説明を割愛するとすれば、「SSL/TLSでセキュアにHTTPをやる」というだけの説明で済んでしまいます。 最近では個人情報等の観点から全てのサイトをHTTPSにするような動きが見られますが、元々HTTPSが使われやすかった
Version 1.6-draft (15 January 2020) SSL/TLS is a deceptively simple technology. It is easy to deploy, and it just works--except when it does not. The main problem is that encryption is not often easy to deploy correctly. To ensure that TLS provides the necessary security, system administrators and developers must put extra effort into properly configuring their servers and developing their applica
ウェブブラウザにおけるTLS/SSLの対応状況の変化 ウェブブラウザ バージョン プラットフォーム SSLプロトコル TLSプロトコル 証明書のサポート 脆弱性への対応[注 1] プロトコル選択[注 2] SSL 2.0 (安全ではない) SSL 3.0 (安全ではない) TLS 1.0 TLS 1.1 TLS 1.2 TLS 1.3 EV[注 3][1] SHA-2[2] ECDSA[3] BEAST [注 4] CRIME [注 5] POODLE (SSLv3) [注 6] RC4 [注 7] FREAK [4][5] Logjam Google Chrome (Chrome for Android) [注 8] [注 9]
A nonprofit Certificate Authority providing TLS certificates to 363 million websites. Read all about our nonprofit work this year in our 2023 Annual Report. From our blog Jun 24, 2024 More Memory Safety for Let’s Encrypt: Deploying ntpd-rs NTP is critical to how TLS works, and now it’s memory safe at Let’s Encrypt. Read more May 30, 2024 Let’s Encrypt Continues Partnership with Princeton to Bolste
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