キリンホールディングスは26日、2012年までに傘下のキリンビール栃木工場(高根沢町)と北陸工場(石川県白山市)を閉鎖することなどを盛り込んだ中期経営計画を発表した。 年内合意に向けて交渉中のサントリーホールディングスとの経営統合を控え、キリン側の余剰設備を解消し、生産の効率化を狙う。 キリンビールの国内工場は現在11カ所。栃木工場は1979年に操業を開始し、従業員は約200人。北陸工場は93年に開始し約130人。両工場では「キリンラガービール」をはじめとしたビール類を製造。この2工場の生産機能を順次、他の工場に集約する計画だ。