某書籍の監訳を断念した. 某社から監訳を打診された時に,印税折半方式から若干の固定額の報酬を渡す方式に切り替えたことを言われた.まあ出版不況だし,翻訳が良ければ監訳者の仕事はほとんどないし,私も時間はないので簡単な方が好都合である.それに,その背景には,某大学の某先生のように,監訳者としての仕事はしないのに,沢山いる弟子の書籍に名を連ねて利益をかすめ取る不心得者が問題になっていたこともあると推測している(爆).ただし,翻訳者が酷かった時に監訳者が全責任を引き受けて全部翻訳をやり直すことはとてもできないので,「翻訳を全面的にやり直す必要があるようなら,引き受けられません.そこで,○章(一番技術的で難しい章)の翻訳の質を見てから判断させてください.」と約束をした. 編集者は,翻訳者から原稿が来るたびに転送してくれた…が,まず1章目は翻訳が酷かったそうで編集者が修正した版だけが送られて来た.最初