情報システム部門(IT部門)は経営・ビジネスに貢献する戦略部門に変わらなければならない。だが、やり方を変えられない─。こうした企業が多いなか、改革を成功させた例が出てきた。強いリーダーシップのもと、新技術・新手法を駆使したり利用部門を巻き込んだりして変貌を遂げた5社の「ビフォーアフター」に迫った。 「以前とはずいぶん違う」。ミサワホームの若手社員の一人は、現在のIT部員の対応をこう評する。「以前は何をしているのか分からず、近づきにくい雰囲気があった。今では、こちらから相談したいと思える存在になっている。我々ユーザーのことを考えてくれているのが、IT部員の言葉や態度で分かるからだ」。 この変化は、1年がかりで進めてきたIT部門改革の表れだ。これまで抱いてきた内製へのこだわりを捨て、外部の技術やサービスを活用する方針に転換。そのぶん、開発した新機能やサービスの説明や今後のIT活用に向けた要望の
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