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経営者は情報システム部門を孤立させてはならない
中小企業における経営者、ユーザー部門そして情報システム部門(担当)の三者の関係は、いわゆる三位一... 中小企業における経営者、ユーザー部門そして情報システム部門(担当)の三者の関係は、いわゆる三位一体の構図からはほど遠い。情報システム部門は、シナジーを発揮できない状態で経営者とユーザー部門の間に挟まり、居心地が悪い思いをしている。その一方で、中小企業でも十分とはいえないまでも、道具としてITのインフラは一応整っている。しかし、経営に生かすべきITを構築、運用するためには、さらにひと工夫が必要だ。情報システム部門にその役割が振られるのは当然といえる。そしてそれを監督するのは、経営者以外にいない。そうした経営者に向けた提言が今回のテーマだ。 中小企業にCIOのような人は必ずしもいらない CIO(Chief Information Officer)的なスキルのある人材を抱える中小企業は少ない。特にITを経費として見なしている中小企業には、少ない予算の中で「提案やコンサルにお金を掛ける」という発想