アリエナイ理科ノ大事典 改訂版 あとがき 本書は改訂版である。改訂版なので誌面を一部改訂して、せっかくなので前より豪華に、前より誤植も減らし、前より少しでも良くしたつもりである。 本来ならば改訂版なんか出さず、次を出すべきなのでしょう。しかし時代はそうもいかないどころか、どんどんと不気味な影が実態を帯びてきて、やむを得ず改訂版の刊行となりました。 本書は幾度となく「有害図書指定」を受けてきたシリーズの本です。 有害図書というのは、言わば表現規制の一つの形であります。本書を締め括る最後として、この「表現規制」について意見を述べさせていただこうと思う。自分は最も不謹慎な理系書の著者であり、そしてイカれちぎったこの本の著者の代表であることは十分承知している。 一方で、教育の現場でも仕事をさせていただいているし、このネット社会もそれなりに俯瞰で見てきました。それなりに表現規制と、それを執り行う連中