解説 LANを構築するために広く利用されているイーサネットには、10Mbit/sや100Mbit/s、1000Mbit/sといった通信速度の違いのほかに、「半二重(half-duplex)」や「全二重(full-duplex)」という「デュプレックス・モード」の区別もある。初期のイーサネット・テクノロジである10BASE5や10BASE2では、1本の同軸ケーブルを使って相互に接続していた、どれか1台のマシンがデータを送信していると、ほかのマシンがデータを送受信することは不可能であった。送信したいマシンは、ケーブルが空くのを待ってから、データを送信する必要がある。このような通信形態を半二重通信という。これに対して、ツイストペア・ケーブルを用いた10BASE-Tや100BASE-TXなどのイーサネットでは、送受信のために別々の配線ケーブルのペアを用意しているため(送信に2本、受信に2本の計4本
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