東大近くに、芸者東京エンターテインメントはある。世界初のAR(拡張現実)を使ったフィギュア「電脳フィギュアARis(アリス)」で知られる会社だ。扉を開けると、懐かしい感じの空間が広がる。そう、大学のサークルに似た雰囲気なのだ。いったん座ると腰が落ち着いてしまう感じ。 同社代表取締役CEO/ファンタジスタである田中泰生氏は、終始明るくインタビューに答えてくれた。田中氏の印象は、一言で言えば「リア充」。話を聞いていると、やればできないことはないという気がしてくる。田中氏に、同社を作った理由、目指すものなどを聞く。 ● 「知能犯」と呼ばれた子供時代 芸者東京エンターテインメント代表取締役CEO/ファンタジスタ 田中泰生氏。やんちゃで、みんなを楽しませたり驚かせたりするのが大好きな子どもだったという 大阪の下町出身です。東京で言うと、寅さんが出てくるようなチャキチャキの下町ですね(笑)。子供の頃は
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