タグ

ブックマーク / courrier.jp (14)

  • 「不気味な“人口減少実験室”ニッポンで、いま起きていること」を仏紙が列挙 | 日本はもう「消滅した星」なのだろうか

    ちょうど50年前、日は世界で最初に出生率が人口置換水準を下回った。それ以来、頑なに移民の受け入れを拒否し続けた結果、この国はいま、世界にとって「混じりけがない人口減少」のサンプルになっている。 「この区画分けした芝生が、集合住宅のようなものだと想像してみてください」。そう話す井上治代(いのうえ・はるよ)は、死後の住宅の管理人だ。 井上が代表を務めるNPO法人「エンディングセンター」は、孤独な日人の生前と死後の支援をしている。このセンターの墓地は一ヵ所ごとに数百人を受け入れていて、亡くなった会員はそこで死後、再会することになる。いわば目に見えない小さな分譲地を割り当てられているのである。 桜の木が茂る美しい墓地を前にして、井上は「死の助産師のようなものが必要なのかもしれません」と哲学的なことを言う。 日の人口減少がどのようなものか、その必然的な結果として、生ける者がどれほど孤独に取り巻

    「不気味な“人口減少実験室”ニッポンで、いま起きていること」を仏紙が列挙 | 日本はもう「消滅した星」なのだろうか
    yomik
    yomik 2024/04/12
  • 英紙の皮肉「大阪万博の混乱はドキュメンタリー番組の最高のネタだ」 | この時代に万博を開催する意味はあるのか

    建設費の膨張、参加予定国の撤退など混乱の大阪・関西万博について英紙「フィナンシャル・タイムズ」が皮肉めいたコラムを掲載。その手に汗握る展開は、まるでドキュメンタリードラマを観ているようだと揶揄する。 会場はいまだ「殺風景な駐車場」 メキシコとエストニアは撤退を表明したが、デンマーク、カメルーン、ジャマイカはまだ参加を希望している。 建設費のあまりの急騰ぶりに、ブラジル、アルゼンチン、ポーランドは、自国のパビリオンを簡素な「倉庫タイプ」へ変更することを検討中だと伝えられる。 欧州のある国は、日最大手の建設業者から「希望通りのパビリオンを作ることはできるが、完成は万博が閉幕してから1ヵ月後になる」と告げられたらしい。 ドキュメンタリードラマのシリーズを一気見できる時代にあって、2025年大阪・関西万博の開催準備は「完璧」な進捗を見せている。主催者側が全力で頑張れば、2シーズン分のボックスセッ

    英紙の皮肉「大阪万博の混乱はドキュメンタリー番組の最高のネタだ」 | この時代に万博を開催する意味はあるのか
  • 米高校教師が吐露 「ChatGPTの登場で『作文課題』の時代は終わる」 | 「書く技術」は不要になるのか

    12年間「書くこと」を教えてきたが… 洗練された文章を生成するAIプログラム、オープンAIが開発したChatGPTの登場が、作文課題そのものの終わりを告げようとしているのかもしれない。 それどころか、文章を書くことが教育の要とされることも、知性の物差しとなることも、教授可能な技術であることも過去のものとなるのか。 ChatGPTとは、歴史にたとえるなら、印刷機や蒸気ドリル、電球が子供を産み、その子供が人類の知識と理解を集めたすべてのコーパスへのアクセス権を持っているようなものだ。私を含む多くの教師、教授、家庭教師、学校管理者の人生が今大きく変わろうとしている。 私は、サンフランシスコ・ベイエリアの小さな私立高校で人文系(文学、哲学、宗教、歴史)の授業を教えている。担当するクラスは、たいてい15名ほどの16〜18歳の生徒たちだ。 今学期は、幸運にもジェームズ・ボールドウィンやグロリア・アンサ

    米高校教師が吐露 「ChatGPTの登場で『作文課題』の時代は終わる」 | 「書く技術」は不要になるのか
    yomik
    yomik 2023/01/22
    完成度の高い基礎を写経して学べる方が「子どもらしく自由に」といって放置されるよりマシなのでは。
  • 元舞妓が告発した「花柳界の性暴力」に#MeTooの声をあげる芸者は現れるのか | 16歳のとき「5000万円で処女を売られそうになった」

    花柳界で経験した性暴力やメンタルヘルスの問題を告発するツイートなどで波紋を呼び続けている元舞妓のライター桐貴清羽(きりたか・きよは)や、芸者文化に詳しい識者らに、香港メディア「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が取材。世界が見たニッポンのシンボルのひとつともいえる“GEISHA”はこの先、清廉潔白なイメージを保てるのか──。 性暴力、うつ病、自殺未遂──海外から日に来る観光客はおろか、日人でさえ、あの世界的に有名な「芸者」から連想することではないかもしれない。 だが、ある元舞妓による一連のツイートが拡散されたことで、数世紀におよぶ秘められた文化のなかに、犯罪的で性差別的な待遇があることが浮き彫りになった。桐貴清羽(23)は、京都の古き花街・先斗町で過ごした舞妓時代についてツイッターで告発し、物議を醸した。 舞妓はたいてい15〜20歳くらいで、パーティや宴会で歌い踊り、伝統楽器を演奏

    元舞妓が告発した「花柳界の性暴力」に#MeTooの声をあげる芸者は現れるのか | 16歳のとき「5000万円で処女を売られそうになった」
  • イーロン・マスクとランチをしながら「ツイッター買収の本音」と「怒りの原因」を聞いてみた | 「テスラは持続可能なエネルギーの到来を20年早めた」

    「ツイッター」を買収して「言論の自由」を獲得しようとしたり、ウクライナ戦争を終わらせるための“和平案”を提案したりと、何かと話題に事欠かないイーロン・マスク。もちろん、火星開拓への執着ぶりは変わらない。現在「ダイエット中」のマスクと英「フィナンシャル・タイムズ」紙の記者が、ランチをした。 イーロン・マスクとのディナーは、テスラでのドライブから始まった。テキサス州の州都オースティンで、私はマスクの2歳半の息子Xと並んで後部座席に座る。午後7時くらいだった。案の定、Xはぐずりだした。向かう先はマスクお気に入りのメキシコ料理店「フォンダ・サン・ミゲル」。 その前に私は同僚と、コロラド川のほとりに建つ「ギガファクトリー」を案内されていた。この巨大な生産工場で、テスラの最新小型スポーツ多目的車(SUV)の「モデルY」が生産されている。モデルYは世界で最も売れているテスラEVで、マスクを長者番付の首位

    イーロン・マスクとランチをしながら「ツイッター買収の本音」と「怒りの原因」を聞いてみた | 「テスラは持続可能なエネルギーの到来を20年早めた」
  • トマ・ピケティ「私たちは今、フランス革命が起こる前と同じような状況にある」 | 社会は私が言う方向に進んでいる

    「格差」を専門とするフランスの経済学者トマ・ピケティ。著書『21世紀の資』でも知られる彼は、現在の社会とフランス革命時代を対比する。かつて貴族が税金を払いたがらなかったように、現代では巨大な多国籍企業、富裕層が自分たちの利益を守ろうと策を凝らしているからだ。 私たちに、この不平等な体制を変えることはできるのだろうか?──スペイン紙がインタビューした。 トマ・ピケティ(50)は、これまでほんの一握りの経済学者しか成し得なかったことを実現した。自身の学術研究テーマを、政治的な議論や国際的な課題の中心に据えたのだ。そんな彼の研究テーマとは「格差」である。別の表現を用いるなら、「平等への歩みの長い歴史」と言ってもいいだろう。 ピケティは終末論者ではない。失敗や災難はあっても世界は良くなっていると信じており、データもそれを裏付けている。さらに、彼はこうも言う。 彼の考えを支持する政党が少数派で、フ

    トマ・ピケティ「私たちは今、フランス革命が起こる前と同じような状況にある」 | 社会は私が言う方向に進んでいる
  • 「タリバンにできるならオレたちにもできる」─タリバン復権が世界各地の“ジハード運動”に勢いをもたらす | 9.11から20年、イスラム過激派の歴史をたどる

    タリバンに会談の申し込みが殺到 米国に新大統領が誕生すると、各国の首脳は競ってその新大統領の最初の会談相手になりたがる。同じようなことが、タリバンによるカブール制圧のときにも起こった。タリバン指導部の顔であるアブドゥル・ガニ・バラダルに、会談の申し込みが殺到したのだ。 最初の会談相手になる栄誉を勝ちとったのは、ガザ地区を支配するイスラム主義組織「ハマス」の指導者イスマイル・ハニヤだった。そのときの電話会談の内容がハマスの公式サイトに掲載されている。 それによれば、ハニヤはタリバンがアフガニスタンで「米国の占領軍」に対して勝利を収めたことを祝し、「これはすべての占領軍、なかんずくパレスチナを占領するイスラエル軍が瓦解していく序章でもある」と続けたという。これに対し、バラダルは「抵抗運動の結果、(ハマスに)勝利と威信がもたらされる」ことを願うと応じた。

    「タリバンにできるならオレたちにもできる」─タリバン復権が世界各地の“ジハード運動”に勢いをもたらす | 9.11から20年、イスラム過激派の歴史をたどる
  • ダニエル・カーネマン「人類は指数関数的な変化に対応できない生き物だ」 | AIは間違いなく大差をつけて人間に勝つ

    行動経済学の第一人者ダニエル・カーネマンが、個人ではなく「組織やシステムが抱えるバイアス」に焦点をあてた新著『ノイズ:人はなぜ判断を誤るのか』(未邦訳)を上梓した。87歳にして現役で人間の心理を探求し続ける知の巨人はいま、何を考えているのか──パンデミック禍の人間心理やAI人工知能)をテーマに、英紙「ガーディアン」がインタビューした。 ダニエル・カーネマン(87)は2002年、判断と意思決定をもたらす人間心理に関する研究でノーベル経済学賞を受賞した。 世界的ベストセラーになった『ファスト&スロー』では「人間が判断を誤るのはさまざまな認知バイアスや経験則に歪められるため」とする革新的な概念を提示しており、その誤りをいかに認識して正しい判断へと導くかが説かれている。 ノイズのない「個人」は存在しない ──まずはパンデミックの話から始めましょう。いま起きていることは、この世界に政治的判断を間断

    ダニエル・カーネマン「人類は指数関数的な変化に対応できない生き物だ」 | AIは間違いなく大差をつけて人間に勝つ
  • 『進撃の巨人』の「次」を探す講談社を米経済メディアが徹底取材 | 漫画家の諫山創と担当編集者に独占取材

    2019年7月のある日、諫山創は、六木にそびえる「森タワー」の52階にある、シックなモダンアートギャラリーを歩き回っていた。 ジャン=ミシェル・バスキアの絵画が飾られているギャラリーの壁には、諫山作のベストセラー漫画『進撃の巨人』の原画も並んでいた。原画展は、この血なまぐさい大作の10周年を記念して開かれたものだった。 この漫画の舞台は、皮膚が剥がれ、血管がむき出しで、高層ビルほどの背丈の人い巨人が支配する世界だ。巨人たちは、壁に囲まれた都市に避難した人間たちを恐怖に陥れる。 『別冊少年マガジン』に巨人が初めて登場してから10年、巨人と戦う登場人物たちは日のポップカルチャーに巨大な足跡を残してきた。 日最大の出版社である講談社は、31巻の連載(註:現在は32巻)で約1億部を発行している。テレビアニメ化もされたこの作品は世界的にヒットし、実写映画2部作、ビデオゲーム、おもちゃやトート

    『進撃の巨人』の「次」を探す講談社を米経済メディアが徹底取材 | 漫画家の諫山創と担当編集者に独占取材
    yomik
    yomik 2020/10/22
    流れ矢を受けるゲーム・オブ・スローンズ。
  • 労働時間を朝型・夜型の「体内時計」に合わせてみたら | 究極の合理的・生産的「働き方改革」?

    でも睡眠と生産性の関係が注目されている。時間生物学の分野では研究がさらに進み、個々人がそれぞれ「クロノタイプ」をもっており、労働時間をそちらに合わせたほうが効率性・生産性が上がることが実証されはじめているという。 だが、どうやって自分のクロノタイプを知るのか。それに合わせたフレキシブルな労働時間の設定は可能なのか。最新の研究や実例を紹介──。 個々人の「クロノタイプ」 数年前、科学者たちはドイツにある「ティッセンクルップ」製鉄工場というリアルな現場で実験をした。早起きが得意な人を朝のシフトに、宵っ張りの人を夜のシフトに入れたのだ。 初めは疑わしく思っていた工員たちはほどなく、仕事後の夜に1時間長く眠れるようになった。研究者たちが勤務時間を工員それぞれの体内時計に合わせただけで、人々はより長く、より良く休めるようになったのだ。 ミュンヘンのルードヴィヒ・マキシミリアン大学の時間生物学者で

    労働時間を朝型・夜型の「体内時計」に合わせてみたら | 究極の合理的・生産的「働き方改革」?
  • 年俸3億の天才指揮者ドゥダメルが語る「至高の音楽が生まれるまで」 | 定番の「第九」にも魔法をかけて…

    ベネズエラ出身のグスターボ・ドゥダメルは、「天才」の呼び声も高い現代を代表する指揮者のひとりだ。音楽監督を務めるLAフィルが2019年に100周年を迎えるのを機に、多くのメディアが彼を取材。音楽に対する姿勢や、祖国ベネズエラへの思いなどについて話を聞いている。 世界で最も稼ぐ若き天才指揮者 2019年、ロサンゼルス・フィルハーモニック(LAフィル)が創立100周年を迎える。 LAフィルは、世界で最も権威のあるイギリスのクラッシック音楽専門誌「グラモフォン」で「2018年世界ベストオーケストラ10」のひとつに選出されるなど最近、頭角をあらわしてきた。 その立役者が、若き天才指揮者グスターボ・ドゥダメル(37)である。 (ドゥダメルを一気に人気指揮者に押し上げた映画『ウェスト・サイド物語』の劇中曲「マンボ(レナード・バーンスタイン作曲)」) 弱冠28歳の若さでLAフィルの総監督に就任したドゥダ

    年俸3億の天才指揮者ドゥダメルが語る「至高の音楽が生まれるまで」 | 定番の「第九」にも魔法をかけて…
    yomik
    yomik 2019/01/06
  • 英語から最も“遠い”言語は? « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    アメリカ班のRです。 留学や仕事などで外国暮らしをした経験のある方は、こんな疑問を持ったことがあるかもしれません。「なぜあの人は、誰よりも早く言葉を覚えて現地の社会に溶け込んでしまったのだろう?」 個人の能力の問題だと思うかもしれませんが、じつはそれだけでもなさそうなのです。「アトランティック」誌によると、「外国語の習熟度は、母国語との“距離”に影響される」ことが、ドイツのルール大学ボーフムの経済学者の研究によりわかったというのです。 「そりゃそうだろう」と思うかもしれません。たとえば、韓国語は日語に“近い”から習得しやすいなどと言われますよね。でも、科学的に分析してみたら、たとえば英語はどの言語に最も“近く”、どの言語から最も“遠い”のか、ちょっと気になりませんか? この研究では、まずは2つの言語に共通する「同語源語」の数を算出し、たとえば「あなた」を意味する「You(英語)」

    yomik
    yomik 2013/05/10
  • 女がキャリアも家庭も…なんてやっぱり無理でした!

    アジア班のK川です。 7月号のW杯特集は、もうお読みいただけたでしょうか? 6月に入り、大会の開幕がいよいよあと1週間に迫ってきました。 世界中が熱狂するサッカーの祭典。 今回は、スター選手たちだけでなく、開催地の南アフリカも注目されています。 治安の悪さ、人種差別、未発達なインフラ……。 そんなあまり良くない噂が聞こえてくる南アフリカですが、実際はどうなのでしょうか。 そこで、現在南アフリカへ乗り込んで取材しているライターの竹田聡一郎氏に、明日から大会が開幕する11日まで、このブログで現地リポートを掲載していただきます。 題して、「南アフリカの街角から」。 竹田さんが肌で感じた“当の南アフリカの姿”を紹介していただく予定です。

    女がキャリアも家庭も…なんてやっぱり無理でした!
    yomik
    yomik 2012/08/31
  • もし、ノルウェーの刑務所が日本にあったなら « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    翻訳担当のSです。 先月10日、大阪で痛ましい事件がありました。覚えていらっしゃいますでしょうか。出所したばかりの男が、大阪・ミナミの路上で通行人2人を刺殺した事件です。この事件が起きたとき、私はちょうど現...翻訳担当のSです。 先月10日、大阪で痛ましい事件がありました。覚えていらっしゃいますでしょうか。出所したばかりの男が、大阪・ミナミの路上で通行人2人を刺殺した事件です。この事件が起きたとき、私はちょうど現在発売中のクーリエ・ジャポン8月号に掲載されているノルウェーの刑務所に関する記事を翻訳していました。そして、もし、この大阪の犯人が、このノルウェーの刑務所のようなところに収監されていれば、このような事件は起こさなかったかもしれないと考えずにはいられませんでした。 このノルウェーの刑務所は、「世界一人道的」とも、犯罪者を「甘やかしている」ともいわれるハルデン刑務所です。森の中に

    yomik
    yomik 2012/07/22
  • 1