松本 由樹, 山下 慎一郎, 鈴木 直子 巻 9 号 3 開始ページ 123 終了ページ 131 記述言語 日本語 掲載種別 出版者・発行元 日本予防医学会 本試験では、酵素サプリメントの摂取がヒトの腸内環境におよぼす影響を検討した。便秘がちで排便日数が週2〜4日の成人男女30名からClostridium属の占有率が高い者20名を選定し、酵素サプリメントを摂取する群(酵素群、n=10)と、プラセボを摂取する群(プラセボ群、n=10)の2群にランダムに割付けた。酵素群は酵素サプリメントを、プラセボ群はプラセボを、4週間、朝、昼、夜の食前に6粒ずつを水またはぬるま湯にて摂取した。主要評価項目としてT-RFLP法による腸内細菌叢評価、副次的評価項目は糞便中腐敗産物、糞便中アンモニア、排便および便形の状態{日本語版便秘評価尺度MT版(以下、CAS-MT)、便形スケール、排便日数、排便感覚}とした。
―多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告― 私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、東京都葛飾区、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の11保健所(呼称は2019年現在)にお住まいだった40~69歳の方々のうち、研究開始から5年後に行った食事調査票に回答し、がん、循環器疾患になっていなかった約9万人を、平成24年(2012年)まで追跡した調査結果にもとづいて、大豆食品、発酵性大豆食品摂取量とその後の死亡リスクとの関連を調べた結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(BMJ 2020年1月)。 近年、植物性の食品の一つとして大
今回のテーマは、肌のくすみを改善する食べ物と飲み物について! 肌のくすみって、どの年代でも本当に多い悩みですよね? 鏡に向かって… 「何だか顔色がさえない?」 「肌が白くなる方法ってないの?」なんて。 今回は、そんな悩みを解消する食事対策! 肌のくすみを改善する食べ物や飲み物について、論文などの確かなデータを元に簡単にまとめました! 肌美先生 3分ほどで、すぐに読めるかと思います。 どうぞ最後までお付き合いください! 肌のくすみを改善する5つの食べ物と飲み物 さてさて、さっそくですが! 研究や実験などで、肌のくすみを改善することが分かっている食べ物や飲み物は、次の5つです。 肌のくすみを改善する5つの食べ物と飲み物 柑橘類 ビフィズス菌や乳酸菌 玉ねぎ 大豆 緑茶 それぞれ見ていきましょう! 柑橘類 肌のくすみを改善する食べ物の1つ目は、柑橘類です! 2015年の論文によれば、柑橘類に多く
●基本情報 レスベラトロールとは、サンタベリーやブドウなどに含まれるポリフェノールの一種です。 ポリフェノールとは、香料や色素として利用される植物成分の総称で、高い抗酸化力[※1]を持ちます。 中にはアントシアニンのように色素として食品に利用されるポリフェノールもあります。 レスベラトロールは化学構造の違いにより「トランス型」と「シス型」の2種類に分類されます。「トランス型」は新鮮な原材料から摂れる安定した分子構造を持ち、「シス型」は太陽光や熱、酸化などによって不安定な状態の分子構造を持ちます。 トランス型レスベラトロールは太陽光などの原因により、シス型に変化するといわれています。 サプリメントや化粧品には、体内で有効に働くトランス型のレスベラトロールが多く使用されています。 ●レスベラトロールの歴史 【1939年】北海道帝国大学(現北海道大学)の高岡道夫氏が、バイケイソウという有毒植物か
Acne is a chronic skin condition that affects patient quality-of-life. More than 90% of the Japanese population experiences acne at some point in their lifetime. Comedones, which are caused by excess sebum secretion and hyperkeratosis in the infundibulum, appear in the first stage of acne. The second stage involves inflammatory eruptions mainly caused by Propionibacterium acnes. Benzyl-peroxide (B
トランス脂肪酸は脳梗塞や心臓病のリスクを高めることから、世界的に規制の動きが強まっています。トランス脂肪酸は、植物油など液体状の油脂や、マーガリン、ショートニングのような固体状の油脂を製造する加工工程で生成します。欧米やWHO(世界保健機関)などの専門機関は、トランス脂肪酸の摂取を総エネルギーの1%以下にするよう勧告しています。これを受けて米ニューヨーク市はトランス脂肪酸を含む油脂製品の使用を禁止するという厳しい措置をとっています。また米国、カナダ、韓国では、加工食品についてトランス脂肪酸など4種類の脂質について含有量を表示することが義務付けられています。 しかし、日本では「日本人のトランス脂肪酸の摂取量はWHOの目標を十分に下回っている」(食品安全委員会)などとして、基準値の設定や表示は義務付けられておらず、野放し状態です。 こうした中、トランス脂肪酸の新たな健康リスクが明らかにされ、ト
1. IntroductionUnlike the central nervous system, the peripheral nervous system (PNS) has a substantial capacity for repair upon injury. Although peripheral nerve repair is relatively efficient, there are instances in which this process is impaired or even prevented. Approximately 20 million Americans sustain peripheral nerve damage resulting from medical disorders and/or trauma.1 For example, neu
著者らはLactococcus lactis H61の摂取により,春季,冬季におけるヒトの肌の状態の改善(乾燥の抑制等)を報告している。本研究では夏季におけるH61株の当該効果を調べるために,被験食品として,一般的なヨーグルト用たね菌で製造したヨーグルト(標準ヨーグルト),これにH61株を加えて発酵させたヨーグルト(H61ヨーグルト)を用い,二重盲検にて2013年6月上旬からこれらのいずれか85g/日を健康な中高年層の女性(22名:40歳~74歳)に4週間摂取させ,摂取前後及び摂取終了1ヶ月後に,頬及び前腕の水分量,頬の油分量,血管年齢を測定した。ヨーグルト摂取終了後,摂取終了1ヶ月後に肌の状態(17項目),体調(22項目)について自己評価をさせた。その結果,両方のヨーグルト群で,摂取4週間後に頬及び前腕部の水分量,頬の油分量が増加し,ヨーグルト摂取終了1か月後でこれらの値が低下する傾向が
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