トヨタ、ベア4000円で決着=02年以降で最高―一時金「満額」6.8カ月・春闘 時事通信 3月15日(日)17時47分配信 2015年春闘のリード役となるトヨタ自動車の労使は15日、ベースアップ(ベア)に相当する「賃金改善分」を月額4000円とすることで事実上合意した。労働組合側の要求額6000円には届かないものの、昨年実績の2700円(要求額4000円)を1300円上回り、現行の要求方式となった02年以降では最高水準。年間一時金は6.8カ月の約246万円(組合員平均)と、5年連続の「満額回答」となる。 経営側は、18日に正式回答する。ベア実施は2年連続で、定期昇給に当たる「賃金制度維持分」と合わせると、月額1万1300円の賃上げとなる。他の産業の交渉にも影響を与えると予想される。 トヨタ以外の自動車大手では、日産自動車が4000円以上、富士重工業が3000円前後のベアを実施する方向で