「教官に配られる研究費を学長、学部長がピンハネし、(研究者のところには)10分の1くらいしかこない」についての小柴昌俊特別栄誉教授コメント 「6人のノーベル賞受賞科学者が官邸を訪れ、・・・『教官に配られる研究費を学長、学部長がピンハネし、(研究者のところには)10分の1くらいしかこない』(小柴昌俊氏)といった現行予算配分の仕組みへの疑念の声も上がった」との報道について、小柴先生のコメントは以下のとおりです。 首相にお会いしたときに、「我々の研究は、社会の役に“いまは”立たないが、人類の知識を増やす研究だ。基盤科学に対して予算の何%かを必ず使うと決めるのは、一国の代表である首相をおいて他にいない。ぜひ決断してほしい」と言ってきた。このことが、自分の訴えたい本筋である。 自分は、直接の取材を受けておらず、記事も見ていない。発言がつまみ食いされ、マスメディアに流されている。都合のよい結論に人々を
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