先日、元日経デザイン編集長の勝尾岳彦さんと打ち合わせ中の話。 会話を要約すると以下のような話である。 「バウハウスを基礎とするデザイン教育を受けて(ちなみに勝尾さんは東京芸術大学卒。美術系大学の教育方法は身をもって体験している)、ドイツのような洗練されたプロダクトがよし、と学んだデザイナー達がとても多いのに、デザイナーの美学(それが美と言うのであれば。あるいは習慣化してしまった思考方法、信念とも言える)を好むのはほんのごく少数で、実社会のエンドユーザーが選ぶのは異なっている。 花柄の家電(中国や東南アジア圏で健在)、走り出しそうな炊飯器、ボタンが複雑な電子レンジ、要らないところにカーブのあるプラスチック製品もろもろ、そしてキャラクター付き○○といった製品群。」 これらのものが買われていくのは、それらが安価であるから選ばれている、という説もある。飽きやすいデザインを安く売っていくことで、製品
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