棋聖戦五番勝負第4局で、渡辺明棋聖(右)を破って最年少でタイトルを獲得し、対戦を振り返る藤井聡太七段=大阪市福島区の関西将棋会館で2020年7月16日午後(代表撮影) 将棋の第91期棋聖戦五番勝負(産経新聞社主催)第4局が16日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、午後7時11分、高校生の挑戦者、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)に110手で勝ち、3勝1敗で初タイトルとなる棋聖を奪取した。17歳11カ月での獲得で、屋敷伸之九段(48)が1990年に第56期棋聖戦で打ち立てた最年少タイトル獲得記録(18歳6カ月)を30年ぶりに塗り替えた。また、愛知県在住棋士のタイトル獲得は初めて。 2016年10月に史上最年少の14歳2カ月でプロ棋士になった藤井は、いきなりデビュー戦から29連勝の新記録を樹立。その後も一般棋戦の優勝や昇段スピードなどで次々と最年少記録を更新し、タイトル獲得も初挑戦で成