その日僕は、Xbox 360のコントローラを握りながら、ある決断を迫られていた。スクウェア・エニックスから発売されたアクションRPG「ニーア ゲシュタルト」で遊んでいた時のことだ。 この先、ストーリーの核心について触れるのは避けるけれど、僕は「ニーア」に仕掛けられた、ある「前代未聞の仕掛け」について語ります。もう1年も前のゲームとは言え、少しでもネタバレはイヤだ! という人はご注意ください。 ーーでは、続きです。 その時、僕に突きつけられた選択肢は、次のようなものだった。 「この選択肢を選ぶと、全ての●●●●●●が●●されます。本当に、よろしいですか?」 べつにメモリーカードの容量が足りなくなったわけでもないし、何か手違いでデータが壊れちゃったわけでもない。実際ゲームの中にそういう選択肢が出てくるのだ。それもよりによって物語の終盤、とんでもないところで! その時点で、プレイ時間は100時間