[ニューヨーク/モスクワ 17日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻を受けてコカ・コーラやマクドナルドなど西側の有名企業が続々とロシアから撤退したが、同国ではその後コピー商品や無許可輸入が横行しており、企業は長年にわたる法廷闘争に直面している。撤退した企業に対してロシア法廷は冷たく、闘争はリスクの高い賭けとなりそうだ。 コカ・コーラは8月に撤退を完了し、マクドナルドはロシア事業を売却。米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などは生活必需品を売る一部事業だけ残している。 知的財産関連の弁護士によると、こうした企業はブランド価値の低下を防ぐため、また場合によってはロシアに復帰する可能性を見据え、商標を守ろうとしている。しかし、あの手この手で商標を利用しようとする企業家や並行輸入業者、法廷による手のひら返しなど、大きな壁が待ち受ける。
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