市長と市議会の対立に端を発した鹿児島県阿久根市の出直し市長選は24日告示される。立候補を表明しているのは、2度の不信任決議を受けて失職した前市長・竹原信一氏(50)、反市長派が擁立した元国土交通省職員・田中勇一氏(56)、金物店経営・砂畑実氏(79)の3人。職員給与削減などを前面に出す竹原氏流「改革」への評価を最大の争点に、活発な前哨戦を繰り広げている。投開票は31日。 (5月21日)[全文へ]
生後2か月の女児が死亡したのは、出生後の投与が常識になっているビタミンKを与えなかったためビタミンK欠乏性出血症になったことが原因として、母親(33)が山口市の助産師(43)を相手取り、損害賠償請求訴訟を山口地裁に起こしていることがわかった。 助産師は、ビタミンKの代わりに「自然治癒力を促す」という錠剤を与えていた。錠剤は、助産師が所属する自然療法普及の団体が推奨するものだった。 母親らによると、女児は昨年8月3日に自宅で生まれた。母乳のみで育て、直後の健康状態に問題はなかったが生後約1か月頃に嘔吐(おうと)し、山口市の病院を受診したところ硬膜下血腫が見つかり、意識不明となった。入院した山口県宇部市の病院でビタミンK欠乏性出血症と診断され、10月16日に呼吸不全で死亡した。 新生児や乳児は血液凝固を補助するビタミンKを十分生成できないことがあるため、厚生労働省は出生直後と生後1週間、同1か
口蹄疫問題の意見交換を前に東国原知事(右)と握手する赤松農相(30日午後3時、宮崎県庁で)=林陽一撮影 赤松農相は30日、口蹄疫(こうていえき)の感染が拡大している宮崎県を訪問し、県庁で東国原英夫知事と会談した。知事は、移動制限区域内(半径10キロ)の家畜の移動を特例として認めるよう農相に要請した。知事は「農家ごとに殺処分を行うより、家畜を一括処理した方が効率的」と説明。農相は検討に前向きな姿勢を示した。 会談で農相は「感染を広げてしまい申し訳ない」と陳謝。感染疑いの家畜については、「1日1万頭を目標に、今週中に処分を完了してもらいたい」と要望した。 知事は、埋却地不足に悩んできた川南、高鍋町などで用地確保のめどが立ってきたと説明、「埋却候補地に家畜を集め、まとめて処分した方が早い」と特例適用を求めた。農林水産省は、ワクチン接種後の殺処分について特例を認めるかどうか検討する。 家畜伝染病予
寄付金の行方などについて市議会全員協議会で説明する黒澤久雄理事長(右、19日午前10時56分、佐賀県伊万里市で)=真子生次撮影 佐賀県伊万里市に「黒澤明記念館」建設を計画している財団法人「黒澤明文化振興財団」が集めた寄付金が所在不明になっている問題で、財団の黒澤久雄理事長らが19日、説明のため同市を訪れた。黒澤理事長は市議会全員協議会で、寄付金の大半を記念館建設までの仮施設の運営などで使い果たしていたことを明らかにし、虚偽の説明をしていたことを陳謝した。 黒澤理事長は黒澤明監督の長男。議会で、黒澤理事長は、財団に残っている現金や預金はほとんどなく、記念館の建設資金を調達するめどが立っていないことを認めたが、建設計画を継続する考えを明らかにした。開館時期については「いつまでと明確には言えない」とした。 同財団は市に「3億8800万円の寄付金は保管している」と説明していた。田畑稔常務理事は議会
沖縄県読谷(よみたん)村のひき逃げ死亡事件で、在沖縄米軍に拘束された陸軍2等軍曹(27)が弁護士に「はねた認識はないが、証拠があるのなら、自分がはねたのは事実だろう」と話していることが分かった。2曹は14日以降、県警の任意聴取を拒んでおり、今後も応じない方針という。 弁護士によると、2曹は県警の聴取の際、基地外の修理工場に自分で運んだ乗用車から、被害者男性(66)の血液と毛髪が見つかったことを聞かされた。この後、弁護士に「証拠があるのなら」と事件を起こした可能性に言及し、「被害者や遺族に謝罪したい」と述べた。 ただ、7日早朝とされる事件の発生時刻から通行人が被害者を発見するまで、半日ほど経過していることから、2曹は「はねたかもしれないが、それが原因で死亡したとは限らない。事故が死因となった根拠を警察は示すべきだ」と主張している。13日まで応じていた県警の任意聴取には「人をはねた覚えはない」
鹿児島県霧島市で今月8日開かれた民主党の立候補予定者集会で国旗を縫い合わせて作った同党のマークが掲げられた問題で、この候補者は18日、出陣式で「国旗の使用方法としては不適切で深くおわびする」と謝罪した。同党の岡田克也幹事長も同日、候補者に口頭で厳重注意した。 陣営によると、熱心な支持者が2枚の国旗を使って作成、陣営に持参した。大きさは縦126センチ、横156センチ。陣営は国旗を使ったものとは気づかなかったという。陣営には17日の党首討論の後に抗議の電話が30〜40件あったという。候補者の後援会も18日、党本部や県連、支援団体などに「国旗の尊厳をおとしめる意図は全くなく、主催者の不手際が原因」とするおわびの文書を出した。
鳩山邦夫・前総務相は12日、福岡県久留米市内で行われたシンポジウムで、2001年に自殺した中島洋次郎・元衆院議員について、家族にも自殺者がいたとしたうえで、「自殺というのは、DNAが働いているのではないかと言われている」と述べた。自殺に遺伝性があるとも取れる発言で、批判が出そうだ。 シンポジウムは鳩山氏の祖父でブリヂストン創業者の石橋正二郎氏の生誕120周年を記念して開かれたもので久留米大の主催。会場には同大の教授らが多数出席しており、鳩山氏は「久留米大で(自殺について)研究していただければありがたい」と語った。
宮崎県の東国原英夫知事は28日、同県延岡市で開かれた日本青年会議所の会合に出席し、「宮崎県から出ていないのは、甲子園の優勝校、横綱、総理大臣。私は宮崎の歴史を変えたい」と述べ、衆院選に自民党から出馬する際は、党総裁候補となることが条件だとの考えを強調した。 東国原知事は約400人の出席者を前に「地方は国の政令や省令などでがんじがらめになっている。首相が分権をやると言ったら、やる」と力説。自民党を選んだ理由については「民主党からは出馬の提案がなかった」と説明し、「初めに来たのが自民党で、最初に白羽の矢を立てたのは重要なことだ」と語った。 また、同党宮崎県連の米良政美幹事長は同日、緒嶋雅晃会長らと一緒に東国原知事と面会した結果として、「知事は衆院選への出馬の意向を固めている」と語った。米良幹事長は「知事の意志は固く、止められない。喜んで国政に送ることが、本人と宮崎のためになるのではないか」と述
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