■「東大阪橋梁維持管理研究会」会長・坂野昌弘さん(57) ――1月にできた「東大阪橋梁(きょうりょう)維持管理研究会」。何をするのですか。 「大阪府東大阪市の中小企業などと立ち上げたんです。高速道路でトンネルの天井が落ちた事故が記憶に新しいですが、橋も落ちかけている場所が多い。前回の東京五輪や大阪万博のころに架けたものは、築50年前後になっています。国道の橋では、約1メートルの亀裂も見つかった」 「そこで、橋の維持管理の道具『橋守(はしもり)グッズ』を生み出したいと考えました。例えば、橋の周りに砂やゴミがたまっていると点検できませんが、便利な掃除機があればいい。ペンキを塗る時も、下地の汚れを落とす機器があれば役立つ。そういうグッズを、めっき加工、磁石、モーター、ボルト製造など、中小企業の得意技を組み合わせて提案していきたい」 ――どういうところに提案を?
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