東電福島第1原発事故の風評被害をうけたキノコ農家が収入を激減させ、電気料金を滞納したところ、東電側から「送電停止」の通告を受けていたことが26日、わかりました。「被害者に何をする気か」。相談を受けた農民連(農民運動全国連合会)は東電に抗議するとともに、同日、農水省に対し、緊急措置として国の「つなぎ融資」をただちに実施するよう求めました。 農水省に農民連「つなぎ融資を」 農民連によると、キノコ農家は群馬県前橋市で施設栽培しています。原発事故後、取引先から入荷を断られ、700万円以上の被害を受けました。キノコ施設を維持する電気料金も払えなくなり3カ月分、約75万円を滞納しました。 これに対して、東電前橋支社は、「払わないと送電を停止する」との通告書を農家に持ってきました。 キノコ農家から相談を受けた群馬県農民連の会員が農家とともに抗議すると、東電側は“被害補償と料金滞納は別問題”として、救済措