問題を整理したい。 ライブハウス/クラブは、どういった場所か。 “人が集い、音楽を楽しむ場所” 表現の違いはあれど、ライブハウスやクラブに通っているひとにとっては、その意味は揺るがないと思います。 コロナウイルス終息まで、時間をかけて、その根源的な価値に戻るべきで、配信ライブをはじめとするこの期間のあらゆる努力は、副産物としての収穫であり主たる存在価値ではないということ。 音楽業界はこの数ヶ月間、今できる術として配信に乗り出し、メディアは一握りの成功例をポジティブな動きとして取り上げてくれた。 そして、文化芸術における行政の支援策のほとんどが配信にかかる費用の援助になった。 感染拡大防止の狙いも込みで。 政府は赤字の補填はしない。キリがないから。 そこで、新規事業支援として配信というのはすごく都合がいい。そこを突かれた。 政府は補償という言葉を避ける。 あくまで未来への投資。 その間に、補