正面玄関は閉鎖され、立ち入りできないようになっている=岐阜県安八郡安八町大森(2023年1月17日撮影)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って公立図書館の多くが閉館し、大型商業施設に入る書店なども休業を余儀なくされている。そんな中、郊外や小規模の書店などは、顧客や従業員を感染から守る対策を施しながら、外出自粛で高まる読書ニーズに応えていこうと、厳しい経営環境下でも営業を続けている。 新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を受けた県の休業要請では、書店は社会生活を維持する上で必要な施設とし、適切な感染防止策を行いながらの営業が求められている。 岐阜市鷺山東の自由書房ブックセンター鷺山店では、店の出入り口に手指の消毒液、レジには飛沫(ひまつ)防止のためのビニールカーテンを設置して営業を続ける。3月末から入り口付近の棚に新型コロナの解説書など関連書籍を20冊ほど集めたコーナーを設け、市民の関心の高まりに対応している。 辻武浩店長(53)は「来店者数は減っているが、購入単価は上がっている。一度に
命救った愛車、中津川で復活 「絶対残す」執念で修理 2014年06月08日09:42 笹子事故から1年半。代田敏洋社長らの技術と執念でよみがった「インプレッサWRX」=中津川市千旦林、中津スバル販売 9人の犠牲者を出した中央自動車道笹子トンネル事故から1年半。天井板が崩れ落ちるトンネルを、大破しながら夫婦を守って走り抜けた車が、中津川市の自動車販売会社でよみがえった。事故以前からメンテナンスを施してきた縁。「事故を知るこの車。絶対このまま朽ち果てさせない」─。社長らの熱い思いで、廃車寸前だった車に命が吹き込まれ、再び走り始めた。 ◆笹子トンネル事故、大破しながら夫婦脱出 2012年12月2日午前9時すぎ。中津スバル販売(同市千旦林)社長の代田敏洋さん(54)は、電話を受けたのは朝礼の最中だったと記憶している。 「大変な事故で車が壊れた。妻がけがをした」 電話の主は当時山梨県在住の男性。2カ
県警、密室トリック見破る 各務原女性殺害、現場に違和感 2012年10月20日11:21 ◆玄関ドアの新聞受けに着目 事件か、自殺か―。密室で遺体が発見されたため、当初は自殺との見方も出ていた片岡夕子さん(29)が殺害された事件で県警は、宮部高典被告(32)が仕組んだトリックを見破って摘発に至った。「捜査の現場が、殺人であることも念頭に置いていたからこその摘発。初動捜査がしっかりしていた」と岐阜地検幹部。捜査1課の現場捜査員らが現場の違和感をいち早く察知し、スピード解決に至った。 9月30日、午前。各務原市のアパートの1室で、片岡さんの遺体が見つかった。着衣に乱れはなかったが、首にはタオルが巻きついており、顔はうっ血。救急隊が死亡を確認した。 部屋のドアは、カードキーを差し込んで開錠するタイプで、鍵の複製は不可能だった。二つある鍵の一つは室内に、もう一つは父親が所持。窓も閉まっており、完全
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