情報科学をやってきたのだから、死ぬまでに一度自作のプログラミング言語を作ろうと思ったのが2016年後半ぐらいである。プログラミング言語とオペレーティングシステムは情報科学を志した者は誰もが一度は目指す道である(たぶん)。 しかし、思い立ったは良いが、プログラミング言語の研究は論理学を基礎としており、その当時は論理学のろの字もわからなかった。実際には、JAISTの学生時代に小野先生の数理論理学の講義を受けたのだが、その当時は「ANDとOR計算ね」ぐらいの認識しかなかったという体たらくであった。当時は大堀先生もJAISTでStandard MLの講義をしていたので、今にして思えば受講しておけばよかったと思う。 そんなこんなで基礎を習得するのに2年弱かかってしまって、今ようやく自作プログラミング言語の実装に取り掛かっているわけである。本報はプログラミングという情報科学にそびえ立つエベレスト、いや