この時期はまさに、産後クライシスの発生期。実際、どれくらい因果関係があるかについて研究を行ったデータはありませんが、もしこの時期に夫婦の仲が悪化しやすいことが前もってわかっていれば、いくつかのカップルは離婚を避ける対策を取ることができたかもしれません。 実際、制作した番組には、離婚経験のある男性からこんなお便りも届いています。 「バツ1の夫です。1度目の離婚は、まさに産後クライシスで破局しました。当時、私は若く、サラリーマンとして自分を確立しなければならない時期で、育児は妻任せ。それにもかかわらず、妻が妻ではなく、母になってしまったなどと思っていたのです」 とりあえず、出産前に「産後クライシス」という概念を認識する。それだけでも、産後離婚のリスクを減らせるかもしれません。 「産後」を夫婦と社会の問題としてとらえ直す 女性の社会進出が進む中、特に2000年以降は、女性のライフサイクルにかかわ