近年の制御システムは生産性・保守性等の向上を図るため、外部ネットワークとの接続や汎用製品及び標準プロトコルが採用されるケースが増加しています。このため過去の制御システムに比べて、ウイルスや不正プログラムの影響が受けやすく、脆弱性対策、ウイルス対策、機密情報の漏えい対策などの情報セキュリティ対策が課題となっています。これらの課題に対して、IPAはJPCERT/CCをはじめとする国内外の重要インフラ関係組織と連携して、調査やガイドライン検討などに取り組んでいます。 このたび、これらの取り組みの一環として、重要インフラ事業者(※)、重要インフラ事業者にシステムを提供するベンダー等を対象に、制御システムの情報セキュリティに対する米欧韓日の各国の政策や脅威と対策の最新動向や、 国内の事業者における最近の取り組み事例を紹介するため、「IPA重要インフラ情報セキュリティシンポジウム2012」を開催いたし