今季リーグ戦のゴールをパターン別でまとめると、各チームの特色が見えてくる。最終順位で3位に入りながら総得点では中位となった浦和は、クロスからのゴールが少なく、ロングパスからは0。彼らのスタイルを考えれば、この点を補うというよりも、長所をいかに伸ばしていくかが来季へのポイントとなるだろう。
広島ユースでJユースと高校サッカーが融合した理想のチームを作り上げた森山監督。今季限りでの退任が惜しまれる【写真:佐藤博之/アフロ】 12月19日に行われた高円宮杯U−18プレミアリーグ・チャンピオンシップで、東京ヴェルディユースを4−1で下し、3連覇を成し遂げたサンフレッチェ広島ユース。広島ユースの存在は、ただ単に強いだけではなかった。広島ユースが日本の育成界にもたらしたもの。それはJクラブユースにおける、“がむしゃらさの追求”だった。 日本の育成界では、よくJクラブユースと高校サッカーの比較をすることが多い。Jユースはこうだ、高校サッカーはこうだと。この議論は正直あまり好きではない。それはどちらにも良さと悪さがあり、大事なのはそれをいかに融合させて、日本独自の育成スタイルを築いていけるかだ。それともそれぞれが独自色を出すことで、子どもたちにいろいろなバリエーションの選択肢を与え、自分
12月16日、Jクラブユース界きっての名門・サンフレッチェ広島ユースが、東京ヴェルディユースを4−1と一蹴し、ユース年代の最高峰の大会である高円宮杯で3連覇という金字塔を打ち立てた。 「3年生の頑張りという伝統が今日も生きた。ウチは春先は全然ダメで、秋以降に上がってくるチーム(笑)。寮生活の中で、仲間との意識が育まれ、最終的には3年生が下級生を引っ張ってくれることで、チームが一丸となれる」 試合後の記者会見で、森山佳郎監督は勝因をこう話した。広島ユースの伝統はまさに“団結力”で、それをもたらしているのは、Jユースでナンバーワンの就任年月を誇る、森山監督以外にほかならなかった。 広島ユースを今の地位に導いたもの。それは森山監督のパーソナリティーそのものと言っていい。「自分はいつもバカポジティブ」と口にするように、森山監督は現役時代から、明るく前向きで、常に戦う闘志を前面に押し出す陽気な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く