入院中のがん患者らがスムーズに職場復帰できるよう、厚生労働省は病院内に無線LANやファクスなどを完備した「サテライトオフィス」を新設する方針を固めた。 政府が掲げる「働き方改革」の一環で、治療と仕事を両立させて離職を防ぐのが狙い。来年度、希望する全国5か所程度の病院に設置し、効果を検証する。 がんなどで治療が長期にわたる場合、3割以上の人が離職しているといい、その理由としては「休みを取るのが難しい」「会社や同僚に迷惑がかかる」などが挙げられている。 そのため、同省では来年度、総合病院に委託して会議室や空き部屋に無線LANのほか、ファクスやプリンターなどの複合機を設置し、無料で利用できるオフィスを整備する。
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