そこから先はいっちゃダメだ。危ないぞ。戻ってこい! 現実の世界ならその線引ははっきりしている。スキー場の急斜面、国境、成層圏。でも暮らしのなかのささいな線引は人によって違う。 そんな人によって異なるOK/NGラインを明らかにして世界の輪郭をはっきりさせたい。 ということで「あなたのNGライン」というアンケートをとっていたのだ。 その結果発表とNGラインを実際に体験してみようと思う。 (アンケートはマクロミルのクエスタントを使用しています)
神戸にある長田神社には痔を治してくれる神様もいらっしゃるとか。 そんなうわさを聞きつけて、当サイトからおしりに難のある人員を選抜し、痔の平癒祈願の旅に出かけた。 選抜されたのは"いぼ痔&きれ痔"の大北、"元痔ろう"の林、そして"なんともないと診断されたが確実に何かがおかしい"西村の三人。 はたしておしりに平穏はもたらされるのか。
ミニ四駆という走る模型のレースが25年前くらいに流行った。当時小学生だった私も熱に浮かされ、全国大会であるジャパンカップにあこがれた。 その後ミニ四駆は何度もブームを繰り返し、今年になってあのジャパンカップが復活したらしい。 大人になった今こそあのジャパンカップを走ってみたい。それもカニで。なんとなくカニで。
バラン。寿司を中心に弁当など食品の詰め合わせの装飾や仕切りとして使われるあれだ。 もともとはハランという植物の葉だが、庶民価格の寿司折などだと今ではほとんどプラスチックの模造品が使われている。 植物の葉を模したものなのだから、バランは当然緑色だ。ギザギザしていて、子どもが絵で書く「草むら」みたいな形をしている。そういうもんだ。 と思っていたら、バランはいつのまにか、自らの殻を破り新しい地平を切り開いていたのであった。 (古賀及子) これがバランなのだ。パッケージに「バラン」って書いてあるのだからバランなのだと思う。 いや、ちょっと待て! 「バラン」っていうのは誰かが「おーい、これ、バランだから」って言ったらバランってことでいい物なのか。「ああ、はいはい、これバランなんですね」ってそんな素直に受け取っていいのか。 社長が会社に愛人連れてきて「今日からこの子、秘書にすっから」って言ったら社員は
ビュッフェやバイキング、つまりは食べ放題が好きでよく行く。もう若者というわけではないのに、好きなものを好きなだけ食べられるのがうれしい。 「がっつり食べるぞー」と気合い十分で訪れる食べ放題。しかし、店によってはそういう気合いがどうも空回りする場合もある。オシャレ系食べ放題とでも言えばいいだろうか。 もりもり食べたい、でもなんかオシャレ。そこで生じる葛藤。今回はそういう自分の心と向き合ってみたい。 (小野法師丸) 食べ放題で感じるアウェイ 小学生の頃、叔父にホテルのバイキングに連れて行ってもらって、帰り道で電柱に吐いた。飲み過ぎたおっさんみたいなバイキングデビュー以来、今でも楽しみに行く食べ放題。 好きなものをたくさん食べられるうれしさでワクワクして行くのだが、そういう浮つきぶりに待ったをかけられるような場合がある。店がオシャレなときだ。
インターネットはおもしろすぎる。 面白い文章、上手なイラスト、かっこいい写真。そういうものを見て感動する反面、「おれには大したことができない…」と思ってがっかりしてしまう自分がいる。 ふとした瞬間にインターネットというものさしを自分にあてると、日常が色あせて見えてしまうことがしばしばだ。なんてちっぽけなワタシ。 そこで自己満足力をつけるために、いいね!bookというのを開発した。 (藤原 浩一) インターネット世界に広がる荒野 ある意味でインターネットは恐ろしい。僕自身のことを振り返ってみよう。 この間、新しいポケモンのシリーズを買った。嬉々としてインターネットを通じて見知らぬプレーヤーと対戦してみたら、相手がものすごく強い。
会社勤めをしたことのある人ならば、誰でも一度は「議事録」をしたためたことがあるだろう。会議の内容を簡潔に分かりやすくまとめ、出席者およびそのほか関係者に配布することで情報共有をするために作成されるものだ。 たいてい若手にまかされることの多いこの議事録。これがどういうものか知らない人がいたとしたら、あなたは幸せな人です。 「いつもお世話になっております」「前向きに検討したい」「訴状を見ていないのでコメントできない」など組織の中で定式化された言い回しの例に漏れず、議事録にもまた独特のフォーマットがある。 ぼくは議事録作成が苦手なのだが、この「いかにも議事録風な文章構成」には常々ぐっとくるものを感じていた。仕事と関係なかったらけっこう楽しめるんじゃないだろうか。 人と人の会話があるところに、議事録の成立する余地あり。会議は会議室だけで起こるわけではない。ほんとか。 今回は街へ出て人の会話を聞き、
漢方薬の胃薬をカレーに入れるとうまい、という話をきいたことがある。 漢方薬とスパイスは用途が違うだけで似たような物だときくし、カレーに合うというのもありそうな話だ。(ちなみに出典はマンガ「美味しんぼ」だそうだ) ところで、胃薬が良質のスパイスになるとすると、カレーだけに使うのはもったいないのではないか。他の料理にも使ってみればいいと思う。 (text by 石川 大樹) 薬局で買えるスパイス 薬局で「漢方の胃薬ください」と言ったところ、2種類の薬を渡された。薬剤師さんは薬の成分やパッケージ(何包入りのがいくら)についてやさしく教えてくれたが、「食間に飲むように」という時だけなぜか目がマジであった。薬の説明を聞いてるときと、買うとき、買い終わってからの去り際、3回言われて3回とも目がマジであった。 もしかして、食事に混ぜて使おうとしていることに感づかれたのか。
「自分へのごほうび」という言葉がある。仕事や勉強などをがんばった自分に、ちょっと奮発して自分で何かプレゼントしよう、といった意味だろう。 若い女性だったらお気に入りのスイーツや、ちょっと高めのアロマといった感じだろうか。自分だったらなんだろう。さすがにスイーツという柄ではないから、寿司や焼肉あたりだろうか。いや、それもいいのだが、できたら普段の自分の生活を少しグレードアップするのがいい。 そう考えて答えが見えた。ソーセージ食べ放題だ。 こんな風に書いていながら、特に最近何かをがんばったわけではない。でも思いついてしまったのだからしょうがない、衝動のおもむくままにしてみよう。 (小野法師丸) ソーセージへの思いあふれて 「自分へのごほうび」という言葉を引き合いに出しつつ、それとは関係なくやりたいというのが本音のところであるソーセージ食べ放題。さらに言ってしまえば、今回やろうとしているのは朝昼
神奈川県川崎市。最近の平成の大合併の前から政令指定都市で、100万都市なので、関東の人でなくとも、学生時代に社会の時間で名前とか場所くらいは勉強したと思う。 ところが川崎市の中心駅の「川崎駅」は実際のところ、地元人というか、東京の大田区や世田谷区などの城南地区や、横浜市の人にとってどうもどうでもいいような存在として扱われている。 たとえば埼玉県庁もある埼玉の行政の中心である、さいたま市の中心駅である「浦和駅」は、JRの湘南新宿ラインという電車が各駅停車すら通過してしまうことは知る人は知っている。川崎駅に停車する電車はほとんどが停車するので、浦和駅よりはよさそうだが、それでも別の理由で川崎駅はどうでもよくなっている。 そのキーワードは川崎駅と地図。100万都市川崎市の実は地元では影が薄いという訳を地図の視点から紹介していこう。 (ライスマウンテン) 電話帳やフリーペーパーで川崎の存在が薄い
世の中には何千種類ものフォントがある。 ぼくはせいぜい、明朝体とゴシック体ならその違いが分かるかなという程度だけど、印刷業界などのプロになると、「モリサワの見出ゴMB31」のようにピンポイントにその書体を識別できるらしい。 なんだか呪文のようでかっこいい。 雑誌や看板など、まちの中にあふれるフォントの名前を、詳しい人に教えてもらいました。 (text by 三土たつお) 先生はDTPをやっている友人です 今回の企画はそもそもDTP(デスクトップパブリッシング)をやっている友人との雑談から生まれたものだ。 仕事でよく使う範囲のフォントなら、たいてい言い当てることができるのだという。 というわけで、話の発端となった友人のN川さん(写真左)、そして同業のO原さん(写真右)に協力してもらい、例によってまちを歩きながら、見かけた文字についてそのフォントを調べていくことにする。
先日、気になる居酒屋の前を通った。 メニューの一部が外の看板に出ているのだが、その全てが「たこ」なのだ。見事なまでにタコしかない。 …それって、飲み屋として成立するのか?たこ好きとしては気になって気になって仕方がないので、実際に入ってみました。 (高瀬 克子) タコのオンパレード 居酒屋といえば、万人の嗜好を埋め合わせるべく「鳥のからあげ」やら「枝豆」やら「厚焼玉子」やら、そんなお品書きが並ぶのが普通だろうと思う。 なのに、店内はいきなりこれだ。 この店の名は「たこ林」。ちょうど、お客さんが女将に店名の読み方を聞いているところに遭遇した。ちなみに外のちょうちんには、平仮名で「たこばやし」と書いてある。この客はそれを見落としたようだ。「たこばやし、ですか? たこりん、ですか?」「どっちでもいいんですよぉ。好きなように呼んでくだされば。たこりんも可愛くていいわねぇ」…自分の店なのに、どっちでも
食べ放題3000円!飲み放題をつけても4000円! そういう文字を見ると心が躍る。しかしこころとは裏腹に年々、確実に食は細くなっている。そのくせすぐに太る。 そんなオーバーサーティーは食べ放題に行かなくても、ふつうのお店で好きに食べても食べ放題相場価格に行かないんじゃないか。どうせ食べられないんだから。 ふつうのお店で勝手に食べ放題をしたらいくらかかるのか。 調べてきました。 (林 雄司/デイリーポータルZ編集部) 誰に頼もうか たくさん食べたら偉いという企画ではないので、30過ぎのとくに大食いでもないライターに頼むことにした。 店の候補は編集部で用意し、ライターに好きな店を選んでもらった。店はファーストフード・ファミリーレストランなどどこでも味がかわらない店ばかりである。コンビニまである。コンビニ食べ放題なんてかなり豪気な試みである。 いきなりだが結果の金額は以下の通り。店名がチャレンジ
エレベーターの操作が苦手だ。開くボタンと閉じるボタン、どっちがどっちか判らない。焦ると更に判らなくなってしまう。 特に、誰かが乗り込んでくる瞬間が危険だ。迷ってるうちにドアが閉まり始めてしまう。あわてて間違え、閉じるボタンを押してしまう。結果、僕はとんでもなく嫌なヤツになってしまうのだ。 そんな僕だが、最近友人から必勝法を授かった。目から鱗がボロボロ落ちた。今回は、エレベーターの開くボタンと閉じるボタンについてです。 (text by 松本 圭司) ■開くボタンは大抵左側なんだという 友人曰く、エレベーターの開閉ボタンは横並びが多く、そのほとんどの場合で左が開くボタンだというのだ。すると当然、閉じるボタンは右だ。 「えー!全然気付いてなかったー!!」 今まで僕は開くボタンを押したい時はボタンのマークや文字をよく見て、それで押すボタンを決めていた。これがまた、判りにくいんだ。「開」と「閉」は
公園の地べたになつめさんのしっぽが落ちていたのだ。 なんだ、これはどうした事だ。しっぽだけでなつめさんのしっぽかどうか判るのか?判るのである。飼い主とペットとはこの程度の絆はあるのだ。 するとどうだ、しっぽの近くになつめさん(本体)がいた。 その姿は! しっぽがないー!! 驚いた僕はなつめさんを抱えて、動物病院に駆け込んだ。 「せ、先生!うちの猫のしっぽが無いんです!これ、近くに落ちてたしっぽです!どうしたらいいでしょう?!」 「わはははは、これはしっぽの生え替わりだね。春になるとたまに猫のしっぽは生えかわるんだよ。実は最近になって判ったことでね。まだあんまり知ってる人多くないかもしれないなぁ。先月号の「ねこのいのち」読んだ?しっぽ生え替わりの特集組んでたんだけど。そうそう、自由広場ってコーナー読んでる?こないだ採用されちゃってさー。うちの可愛い猫のケロッグが載ってるから見てみてよ。キミの
まだ誰も言ってない面白いことを言いたい。 だじゃれを思いついたとき、誰かが先に同じことを書いてないか調べるために検索を使う。ネット検索とはすなわちだじゃれ検索である。 これはいける!と思っただじゃれでも検索は冷酷にもう既に言った人がいることを教えてくれる。オリジナリティってなんですか。全ての土地はもう人が辿り着いてるのか。 いや、まだあるはずだ。まだ誰も言ってない面白いことを探す旅に出よう。 (林雄司) (検索結果の件数は2009年5月6日現在のものです)
印刷媒体やウェブなどで使う、素材集という商品がある。直接素材集を見たことがない人でも、そうと気付かぬうちに素材集の画像を見ているのではないか。 自然や風景など、さまざまなテーマの素材集があるが、中でも気になるのは人物系。いかにもありそうなシーンを切り取ったそれらの写真には、どうも独特の雰囲気がある。 なんとも言えないその感じ。あの雰囲気を再現してみたい。 どうやって?それは自分でやるしかないだろう。心強い仲間も力を貸してくれた。そういうわけで、やってみました。 (小野法師丸) どうせ登るなら高い山の方がいい 素材集の販売形態にはいくつかあるが、一般的なのは画像を収録したCD-ROMの販売というスタイルだろう。今回は素材集のCDを一枚買って、それを真似てみることにしよう。 いろいろなテーマの商品がある中、選んでみたのはこれだ。
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