SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介 2008年3月7日 Ver.3.51 古川昭夫 SSS英語学習法研究会では、次の洋書のシリーズを多読用洋書として推薦しています。 SSSでは、実際の読者の意見を参考に、Graded Readers と一般書の読みやすさレベル(YL: Yomiyasusa Level) を決めています。 この数値は,SSS英語学習法研究会が独自に定めた日本人の大人にとっての読みやすさレベルで、数値が小さいほど一般的に読みやすいことを表します。また、数値に幅があるのは、シリーズ内の本によっての難易度の差および、同じタイトルの本でも個人の好み・英語学習歴による難易度の差があることを考慮したものです。 しかし、Graded Readersでさえ、同一シリーズ内の同一レベルでも読みやすさが大きく違うことがあるので、数値にこだわらずに、自分が今楽しめているかどうかの感覚を大事にし
向後千春先生あたりが一部で流行させた「大福帳」ってのがあるんですわ。 向後先生の「すべての授業で大福帳を使おう」あたりを参照してもらえばいいと思います。授業回数(例えば15回)の分の出席カードを質問・コメントシートをいっしょにしたもので、その1枚のシートが教員と学生様の間をいったりきたりするんですね。「シャトルシート」とかっていう呼び名もあるのかな。出席票を付ける必要がないのでかなり便利。(下のは向後先生のページから) 先生が「大福帳テンプレート」も公開してくれているので、これを出来る限り厚手の紙にリソグラフかなんかで印刷するだけです。厚手の紙はたいていの大学の印刷室にあるので、係の人にたずねてみてください。 私はこのシステムは3、4年つかっています。主に1、2回生のゼミや語学の授業で使うと、出席を記録しておく必要がないし、ちょっとした連絡にも使えるし便利。「〜さん」って名前呼びながら返す
拙著『「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか』に書評を頂いた。以下のリンクを参照。 STUDIO » 「日本人の1割も英語を必要としていない」は本当か? 評者である「ぷくろう氏」*1のトーンは全体的には批判的である。かなり長い文章だがぷくろう氏の批判のポイントは以下の9点にまとめられるだろう。 ぷくろう氏の批判の骨子を抽出するなら、「寺沢の論証の仕方は多くがストローマン論法だ」となるだろう。なお、ストローマン論法とは、論敵の主張を批判しやすいように歪めたうえで批判する詭弁の一種である。まるで叩きやすいワラ人形 (straw man) をこしらえたように見えることからこの名前がついている。 以下に反論するように、ぷくろう氏の批判点の大部分が、本文ですでに答えが出ている内容である。ぷくろう氏がその箇所を意図的に無視したのか、それとも読解力不足のせいで見落としてしまったの
クローズ・テスト(Cloze Test)は総合的な英語力の判定に使われるもので、大学入試問題の中にも時々見受けられるものである。クローズ・テストの概要について簡単にまとめると次のようになる※1。 [1]作成 ①被験者に対して適当な難易度を持った350語前後から成る散文を選ぶ。Readabilityの測定を目的とする場合には、少なくとも50のblanksが作れる長さが必要である。 ②散文中のある語から始めて5~10語間隔(外国語としてのテストであれば7~10語間隔が適当)で機械的に語を消去する。この際、消去する語の難易度によって多少の修正を加えることもある。文脈に対する手がかりを与える意味から、最初と最後の少なくとも1文、場合によっては2~3文はそのまま残すのが良いとされている。 [2]実施 特別な注意は必要なく、普通のテストと同様に行えばよい。 [3]採点 採点には次の2通りの方法がある。
At Denny's, diners are asked to fill out comment cards. How was your meal? Were you satisfied with the quality of service? Were the restrooms clean? In universities around the world, semesters end with students filling out similar surveys about their experience in the class and the quality of the teacher. Student ratings are high-stakes. They come up when faculty are being considered for tenure or
実務上,効果量がさっぱりわからない件 効果量は集団に対してあるものなので,効果量でもって個々のケースの振る舞いについて議論するときには無理があるときがある。「ある現象の効果が(ある程度の精度や確証をもって)観測できるか」どうかという理論実証型の考えかた(私がニガテな)とは違い,外国語教育などといった実務的な側面では,理論家やアカデミアの人とは違って,得てして(いつも幽霊みたいな)母数といったよくわからないものよりも,個々のケース(子ども,生徒,学生,顧客)の振る舞いについて知りたい場合が多い。 だから記述統計に努めましょう,可視化に努めましょう,推測統計はしなくてよい,そういう考えかたも立派でいいのだけど。ねえ。ツールとかいろいろ大事という話。 効果量は,はっきりいって外国語教育の実務的な観点では,さっぱりわかりにくい(少なくとも私のような浅学のものには)。そもそも測定のスケールに依存しな
「日本は英語化している」は本当か?――日本人の1割も英語を必要としていない 寺沢拓敬 言語社会学・応用言語学・外国語教育史 教育 #日本人の9割に英語はいらない#英語教育 爆笑問題の太田光氏が司会をつとめていたテレビ朝日「侃々諤々」という討論番組(2014年3月で終了)をご存知だろうか。その2月27日放送回の議題は、小学校の英語教育だった[*1]。 「小学校の英語教育は意味がない」と主張する大学英語講師・水野稚氏を、「意味がある」派の東進ハイスクール講師・安河内哲也氏と、英語教育学者・卯城祐司氏が迎え撃つという構図である。白熱した議論の一部を書き起こしてみよう。 水野 日本で結局英語を使うようになる人って、大人の1割くらいしかいないわけですよ。日本マイクロソフトの社長(元社長:引用者注)の成毛さんという方が、日本人の9割に英語はいらないと。他にもっと大事なことがあるだろうと。要するに英語が
ゲインは2014年12月、25歳~39歳の男女会社員を対象に「転職と語学力に関する調査」を実施した。調査対象者は、男性・女性各500名(計1,000名)。 転職時に持っていると良いと思うものを聞いたところ、「コミュニケーション能力」が59.5%で最も多く、次に、「専門領域の知識や実務経験」47.8%、「語学・英会話能力」47.5%となった。また、転職時に英語がどの程度必要だと思うかという問いに対しては、半数を超える55.8%の人が「必要」と回答している。 希望する会社に転職できた転職経験者に、希望する転職ができたのは特にどの資格があったからだと思うか尋ねたところ、「専門の資格」が13.5%、次に「TOEICテストなどの語学系資格」が12.3%、「MBA」が4.3%だった。TOEICスコア700点以上の人だけに限定すると「TOEICテストなどの語学系資格」という回答が56.5%と最も多くなっ
みなさん、あけましておめでとうございます。今年も、継続的に反転学習やブレンディッドラーニングの情報を配信していきたいと思います。 さて、2012年ごろから急成長しているCourseraやedXなどのMOOC(大規模公開ネット授業)には、世界中から数百万人の学習者が登録しています。中には30万人もの受講生を集めている科目もあり、膨大な学習者の視聴データが蓄積されています。 ロチェスター大学のフィリップ・グオ准教授と、MITの博士課程のロブ・ルービンらは、edXの学習履歴データを分析し、ACMという学会の “Learning at Scale” (大規模学習)というカンファレンスで以下の論文を発表しました。エビデンスに基づいた分析は珍しく価値があるので、エッセンスをご紹介したいと思います。 詳細なデータは以下のペーパー(英文)をご覧ください。 http://pgbovine.net/publi
国際的に活躍する人材を育てようと、文部科学省は英語教育の充実を検討していますが、民間の研究機関が中学生と高校生6000人余りにアンケート調査を行ったところ、「将来自分が英語を使うことはほとんどない」と考えている生徒が4割を超えることが分かりました。 この調査は「ベネッセ教育総合研究所」が、ことし3月に行ったもので、中学生と高校生6294人が回答しました。 この中で、「大人になったとき、社会ではどれくらい英語を使う必要があると思うか」尋ねたところ、「いつもではないが仕事で英語を使うことがある」という答えが最も多く、中学生で54%、高校生で58.5%、「日常生活で外国の人と英語を話すことがある」が中高生ともに20%余りでした。これに対して、「自分自身は将来、どれくらい英語を使っていると思うか」尋ねると、「英語を使うことはほとんどない」と考えている中学生が44.2%、高校生は46.4%を占め、英
私は英才教育賛成です。ただ、英才教育の定義が世間のそれとは異なるかもしれません。 本物の英才教育は最低でも10年先に「よかった」と実感できるものであり、その成果は人格形成の根幹をなすものでなければなりません。短期で成果のあがるものは得てしてそれとは無関係です。 この教育は「反復」を伴いますが、それは子供にとっては苦痛ではなく、むしろ快いものであるべきです。無理なく長期間続けられるもの、長い目で見て、その子の人格形成に有益であると信じられるもの。 本園は「歩く」ことを大事に考えています。これを英才教育だと言うと、多方面からご批判を受けるでしょうし、私自身、そのように申し上げるつもりもありません。 しかし、英才教育の定義を上のように見直すとき、すなわち、促成栽培のようにすぐに芽が出て咲く花を育てるのではなく、文字通り「大器晩成」につながる教育と定義しなおすとき、たとえば「歩く」ひとつをとってみ
こんにちは。英語学習コーチのタニケイです! みなさん、英語のライティングを習慣にしていますか?英語でブログを書いたり、FacebookやTwitterに英語でポストしたりしている方もいるかと思います。ライティングの練習をしておくと、英文を組み立てる練習になりますし、時間をかけても書けないものはやっぱり話せないので、書く練習をしておくとスピーキングにも役立ちます。 でも英語で文章を書いたとき、それが正しい英語なのかどうか不安になること、ありますよね?そんなときに役立つのが英語校正サイトです!しかし、ネット上にはいくつもの校正サイトが存在します。 そこで今回は、6つの校正サイトをピックアップ。そして、それぞれの機能や使いやすさを調べるために、ある3つの英文(英語が正しいもの・英語学習者が書いたもの・間違いだらけのもの)を、6つすべてのサイトで校正をかけて比較してみました! このブログでは、それ
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