長野県軽井沢町で起きたスキーツアーバス事故を受け、国土交通省は7日、貸し切りバスに、事故前後の数十秒間の映像を保存するドライブレコーダーの設置を義務付ける方針を明らかにした。速度超過など不適切な運転の抑止につなげ、事故時には原因調査に役立てる。事故防止対策を話し合うため同日開かれた同省の有識者委員会で示した。 現在、バスへのドライブレコーダー設置は義務付けられていない。国交省は2010年度から、中小バス会社を対象に設置費用の3分の1(上限80万円)を補助しているが、貸し切りバスの設置は約2割にとどまっている。