ここ数年、カー・ナビゲーション・システムの代わりにスマートフォンを使う人が急速に増えています。カーナビは一昔前だと車載機器の“花形”商品の一つとしてカー用品店の目立つ場所に置かれていましたが、今では店舗の隅に追いやられていることも珍しくありません。その一方で、店のアクセサリー商品の棚にはスマートフォンをカーナビとして使うための設置スタンドがずらりと並んでいます。最近では、スマホのナビアプリを操作する専用リモコンなども登場しました。 確かにスマホのナビアプリの使い勝手やGPSの位置精度は年々向上しているので、「カーナビ専用機はいらない」と考える人が多いのも理解できますが、カーナビは紙の地図がなくても目的地に到着できる「憧れの機器」だったのを覚えている世代としては、少し寂しく感じます。ただし、「スマホが台頭したことで車載用地図がなくなりそうか」というとさにあらず。従来よりも高精度な車載地図の整