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ブックマーク / withnews.jp (115)

  • 「日本人、死なないで欲しい」 アフリカから全身全霊で訴える理由

    アフリカ・カメルーン西部のデュラ村で仲間と養鶏場を営むコンボさん(手前)。圓雅希さん(奥中央)ら養鶏場の従業員たち=カメルーン、圓さん提供 カメルーンで日の浪人生と出会う 日人へ「アフリカに来い」 真意は 「失敗は全ての終わりではない」 昨年11月、X(旧Twitter)で、泥だらけのバケツの上に置かれたノートの画像が筆者の目にとまりました。ノートには、黒のマジックペンで、こう書かれていました。 《日人、過労自殺が多いと聞いた。死なないで欲しい。仕事は辞めていい。世界はとても広い。アフリカに来い》 一見ぶっきらぼうですが、不思議と温かみも感じられる文章。投稿主のアカウント名は「kongbo」(コンボ)。カメルーン西部のデュラという農村から発信をしているようでした。 興味がわいた筆者は、彼のアカウントをフォローし始めました。 「気持ちが楽になるよ」 この投稿には、感謝のコメントが相

    「日本人、死なないで欲しい」 アフリカから全身全霊で訴える理由
    yuiseki
    yuiseki 2024/07/20
  • リベラルと陰謀論とスピリチュアル ワクチンへの懐疑にはまる理由は

    1億ツイートを集めて分析 懐疑派にはリベラルが多い 情報も「偏」には要注意 「人はなぜワクチン反対派になるのか」。東京大学がそんなタイトルで発表したプレスリリースが、X(旧ツイッター)で話題になりました。陰謀論やスピリチュアルへの関心が「ワクチン懐疑論」への入り口になり、懐疑論をとなえる参政党への支持拡大にもつながった、との内容です。研究チームの鳥海不二夫・東京大教授に分析の手法などを聞いたうえで、この研究をどう思うか、参政党からもコメントをもらいました。(朝日新聞デジタル企画報道部・小宮山亮磨) [プレスリリース] 人はなぜワクチン反対派になるのか――コロナ禍におけるワクチンツイートの分析―――工学系研究科・工学部https://t.co/3kwLTTbv1j — 東京大学 | UTokyo (@UTokyo_News) February 6, 2024 1億ツイートを集めて分析 研究

    リベラルと陰謀論とスピリチュアル ワクチンへの懐疑にはまる理由は
  • コミケ参加翌月に逝った兄「意地が勝ったね」闘病支えた妹が語る敬意

    原点は『カードキャプターさくら』 妹と参加したコミケ人生の転機に 死してなお続いた兄の創作活動 「今までの全てに、ありがとう」。2022年1月、ツイッター上でそうつぶやいて間もなく、息を引き取った男性がいます。直前に開かれた、同人誌即売会・コミックマーケット(コミケ)。男性は重い病を患いながら、死力を尽くして参加し、自ら描いたイラスト集を会場で頒布していたのです。命を燃やすようにペンを走らせながら、何を思っていたのか。人生の終幕が迫る中、どうして表現活動に取り組んだのか。亡き兄の創作と闘病を間近で支え続けた、きょうだいの記憶をたどりつつ考えました。(withnews編集部・神戸郁人) 葛藤の末に送った依頼メッセージ 2021年12月末、記者(34)は万感の思いで、東京ビッグサイトを訪れていました。新型コロナウイルスの流行による延期と中止を経て、実に2年ぶり・99回目となるコミケが開かれた

    コミケ参加翌月に逝った兄「意地が勝ったね」闘病支えた妹が語る敬意
  • タイで見つけた「日本人だけ読めない文字」解読 「ホムナコサム…」

    「意味のない言葉だろうな」 「日語読めないの?」 「魅力」を感じるアンテナ 「ホムナコサム…?」タイにあるカフェで「謎の日語」が発見されました。 一見すると、意味をなさないでたらめなカタカナ文章。でも「きっと意味があるはず!」と信じ、数日間かけて「解読」した日人が話題になりました。 「日人だけ読めない」文字が意味していたのは……?

    タイで見つけた「日本人だけ読めない文字」解読 「ホムナコサム…」
  • プログラミング日本一になった大分の小学生 田舎だからこその強み

    ゲーム機もPCも持っていなかった 手話や点字を学べる機会を提供したい 田舎だからこその強みと弱み 昨年末にあった日一の小学生プログラマーを決める全国大会で頂点に立ったのは、大分市の小学4年生でした。専門のプログラミングスクールがないなど地理的ハンデがありながら、どのようにアプリをつくりあげていったのか。ライターの伏見学さんが取材しました。 3122件から日一に 2021年12月5日。東京都渋谷区の複合ビル「渋谷ヒカリエ」のイベント会場は、最後の瞬間を前に、静寂に包まれていました。 「発表します。第1位、グランプリに輝いたのは……後藤優奈さんです!」 3122件のエントリーの中から日一の小学生プログラマーを決める全国大会「TECH KIDS GRAND PRIX 2021」で優勝したのは、大分市の小学4年生、後藤優奈さん。緊張した面持ちでトロフィーを受け取り、壇上でスピーチをしました。

    プログラミング日本一になった大分の小学生 田舎だからこその強み
  • 名前のない鍋、きょうの鍋の記事一覧 - withnews(ウィズニュース)

    名前のない鍋、きょうの鍋 第1話へ みなさんはどんなとき、鍋をべたくなりますか。いま日で生きる人たちは、どんな鍋を、どんな生活の中でべているのでしょう。そして人生を歩む上で、どう「料理」とつき合ってきたのでしょうか。 「名前のない鍋、きょうの鍋」をつくるキッチンにお邪魔させてもらい、「鍋とわたし」を軸に、フードライターの白央篤司さんがさまざまな暮らしをレポートしていきます。

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  • 「雑談上手が成功する、は幻想」発達障害の私を励ました専門医の一言

    30代になっても克服できない悩み 専門医が語った「後ろめたさ」の原因 雑談が上手でも、大成しづらい領域がある 大人になってから、発達障害の診断を受けた漫画家・ゆめのさん。長年、雑談への苦手意識を抱き続けてきました。「他の人とノリを共有できなくて、申し訳なくなってしまうんです……」。切実な胸の内を、専門医に伝えると、予想もしない言葉が返ってきたのです。緊張した心を解いてくれたやり取りについて、描いてもらいました。 30代になっても克服できない悩み ゆめのさんには以前から、どうにも悩ましい問題がありました。興味を持てない事柄について、他の人と気軽に語らうことが難しいのです。30代になった今も、なかなか克服できません。 昨年秋、ゆめのさんはADHD(注意欠如多動性障害)・ASD(自閉スペクトラム症)と判明。「コミュニケーション力の無さって発達特性の影響が大きいみたい」。調べると、自身の特性と対人

    「雑談上手が成功する、は幻想」発達障害の私を励ました専門医の一言
  • 「遺体ホテル」への反対運動 経営者が語った〝至極まっとうな反論〟

    地元民への〝至極まっとうな反論〟 少ない火葬場の待機期間を支える役割 「亡くなった人」を歓迎しない世界 もし、自分の家の隣に「遺体ホテル」が作られると聞いたらどうしますか? 各地で起きる反対運動の根底には何があるのか。評論家で著述家の真鍋厚さんは、死体を嫌がることは「究極の自己否定」だと説きます。日常から見えなくなった死体の存在。そんな中で進むいびつな多様性の実態について、真鍋さんにつづってもらいました。 地元民への〝至極まっとうな反論〟 死体、遺体、亡骸(なきがら)……様々な言葉によって表される「亡くなった人」たち。わたしたちと同様、身体はあるが、生きてはいない。具体的には、呼吸がなく、心臓が動いておらず、瞳孔が光に反応しない状態を指す。 医師が判定するまでは「死亡」とはならないが、便宜上はそれが「亡くなった」ことを物語る。言うまでもなくわたしたちも遅かれ早かれそこへ仲間入りを果たすこと

    「遺体ホテル」への反対運動 経営者が語った〝至極まっとうな反論〟
  • 富田林市が約2万個の空間除菌用品を「コロナ対策」うたい市民に支給

    大阪府の富田林市が、厚生労働省などが推奨しない「空間除菌」をうたう約2万個の雑貨を購入し、そのうち約1万6000個を2021年3月までに市民に配布していたことがわかりました。購入に使われた税金は約4000万円に上るとみられます。 空間除菌は人への有効性や安全性が未確立で、特定の感染症と結びつけて宣伝できないにもかかわらず、「コロナ対策用品」と大々的に表記されており、市民に誤った認識が広まるおそれがあります。(朝日新聞デジタル機動報道部・朽木誠一郎) いわゆる“第3波”の中だった2021年2月、大阪府富田林市が同市民に向けて「『選べるコロナ対策用品』をお届けします」と打ち出しました。「令和3年2月18日を基準日とし、市の住民基台帳に記録されている」約5万世帯すべてに送られるカタログから希望の用品を選び、申し込む形でした。 用品は申込先着順で支給されるということでした。「みんなでコロナを乗

    富田林市が約2万個の空間除菌用品を「コロナ対策」うたい市民に支給
  • 「電気より食べ物を優先」俳優・大東駿介さん〝育児放棄〟された過去

    育児放棄された自分を憎んだ 苦しい自分を「映画の中の登場人物」に見立てた 生まれた家族でなく「自分で選んだ家族」にSOSを出して 小学3年生で父親、中学2年生のときに母親がそれぞれ蒸発。ネグレクトの家庭で育った、俳優の大東駿介さん。なかなか「助けて」とは言えない当事者としての心境や、前を向くために諦めたこと。そして、今虐待に苦しむ人たちへのメッセージを、笑下村塾のたかまつなながYouTubeでインタビューしました。 「俺は普通の人じゃなくなったんや」、育児放棄された自分を憎んだ ――大東さんは、ネグレクトに遭われていたとお聞きしました。ネグレクトも児童虐待の1つですが、いつ、どういう虐待に遭われてたんですか。 大東: 当時は虐待と認識していたわけではないのですが、小学校3年生ぐらいのときかな、父親がいなくなって。母親の井戸端会議で、両親が離婚していたことを知り、親戚からは父親は失踪したのだ

    「電気より食べ物を優先」俳優・大東駿介さん〝育児放棄〟された過去
  • 「愛猫の治療」ヤフオク出品のスープラ、即決の買い手が明かした計画

    実車を見る前から「買います」 自分の愛車のレストアは後回し 「クルマ好きの新しい友人として」 難病の愛の治療費捻出のため、ヤフオクに出品された左ハンドルのトヨタスープラ。ニュース記事で事情を知った男性から入札があり、無事に出品価格で落札されました。すぐに購入代金の270万円を一括入金した豪気な彼もまた、クルマとをこよなく愛する一人でした。手に入れたスープラをどうするか? 購入後の驚くべき計画があったのです。(北林慎也) 27年間乗り続けた愛車の出品に反響 希少な左ハンドル輸出仕様のMA70型スープラをオークションサイト「ヤフオク!」に出品していたのは、大阪府在住の「leiz」さん(52)。 愛のしるくが難病の「伝染性腹膜炎(FIP)」に感染し、高価な未承認薬による治療費を捻出するため、27年間乗り続けた愛車を手放す決意をしたのでした。 その出品ページをたまたま目にして自身のツイッ

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    yuiseki
    yuiseki 2021/09/21
  • 27年乗ったスープラをヤフオク出品 「難病の愛猫のため」に支援の輪

    同じクルマ好きの愛家として ツイートをきっかけに自ら動く 7年前に亡くした弟と同じ難病 27年もの間、大切に乗られていた希少な左ハンドルのトヨタスープラ。ひっそりとヤフオクに出品されているのを見つけた男性がツイッターで紹介すると、大きな反響がありました。出品は、難病の愛の治療費を工面するための苦渋の決断でした。クルマ好きと愛家たちの間で、交流と支援の輪が広がりつつあります。(北林慎也) 目に止まった、北米仕様の希少モデル 滋賀県在住の会社員「Yuto」さん(26)は大のクルマ好きで、ネットサーフィンで面白いクルマ情報を見つけてはツイッターに投稿しています。 その日もぼんやりと、オークションサイト「ヤフオク!」で希少なクルマの出品情報を眺めていました。 ふとYutoさんの目に止まったのは、270万円で出品されていたトヨタスープラ。 ロングノーズとリトラクタブルヘッドライトが特徴的

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    yuiseki
    yuiseki 2021/09/21
  • 難病の愛猫が回復…飼い主に届いたのは、ピカピカになったスープラ

    投薬注射に耐え抜いたしるく きれいに甦った70スープラ 「世話を焼きすぎるんです」 難病の愛の治療費捻出のため、27年間乗り続けた左ハンドルのトヨタスープラをヤフオク出品した飼い主。愛車は無事に落札され、根気強い投薬治療では元気を取り戻しました。安堵する飼い主に、落札者からサプライズの快気祝いが届きます。それはピカピカに修復された、あのスープラでした。(北林慎也) 愛車のヤフオク出品が拡散 この飼い主は、大阪府在住の「leiz」さん。愛「しるく」の伝染性腹膜炎(FIP)発症が、今年5月に判明しました。 長らく不治の病とされてきた難病で、しるくの弟もこの病で亡くしています。 ただ、近年は投薬による治療例があります。 しかし、国内では未承認の試薬のため高額で、百万円単位の費用が必要でした。

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    yuiseki
    yuiseki 2021/09/21
  • SNSに「編集者は無力」Web編集に求められる〝まっすぐ見ない価値〟

    インターネット、SNSの広がりにより、個人や組織の発信手段は多様化しました。誰もが発信者になれる時代に、編集者はどのような役割が求められるのか。Webメディアに長く携わってきた3人の編集者が語り合いました。 広がる編集の概念 鼎談したのは、Yahoo!ニュースの前田明彦さん、編集プロダクション・ノオト代表の宮脇淳さんとwithnewsの奥山晶二郎編集長です。withnewsの連載を書籍化した『現場で使える Web編集の教科書』の刊行記念イベントとして、Twitter Spacesで行われました。 奥山:このは、プラットフォーム、編集プロダクション、メディアという、Web編集でのプレイヤーが一緒になって作りました。これは、すごく大事なことだと思っていて。誰でも発信できる時代だからこそ、それぞれの役割を再確認することができたと思うんです。 宮脇さんは編集プロダクションの立場から、改めてプラッ

    SNSに「編集者は無力」Web編集に求められる〝まっすぐ見ない価値〟
  • 高校生がゼネコン社長に手紙を書いたら…役員にすぐ共有、思わぬ返事

    あきらめなかった研究 みんな心を動かされた 基礎研究こそ大きな力 「私は中学3年から今まで、金属球の転がり摩擦という基礎物理分野の実験を続けております」。大手ゼネコンの竹中工務店の社長あてに手紙を書いた高校生がいます。全国の高校生・高専生による科学技術のコンテストで竹中工務店賞を受賞し、お礼を伝えるためでした。書いた手紙がもたらした思わぬ展開を取材しました。 あきらめなかった研究 手紙を書いたのは、東京都町田市の玉川学園高等部3年の浅倉ゆいさん(17)。浅倉さんは昨年12月にあった第18回高校生・高専生科学技術チャレンジ「JSEC2020」(朝日新聞社、テレビ朝日主催)で、竹中工務店賞を受賞しました。 テーマは「レールの上を転がる球の摩擦力の研究」です。物理の教科書には摩擦係数は速度に依存しないとあるのに、実際に球を転がして計測すると速度で摩擦係数が変化してしまうのはなぜか。その原因を探ろ

    高校生がゼネコン社長に手紙を書いたら…役員にすぐ共有、思わぬ返事
  • 「排除ベンチ」抵抗した制作者が突起に仕込んだ「せめてもの思い」

    「さすがに、必要ですよね」 そもそもベンチがない問題 「恐れていることが当に起きるか」を知る まちなかで見かけるベンチに、仕切りや手すりのような突起がついていることは「当たり前」の風景になっています。そんな「排除ベンチ」の一つが、先日、ツイッターをきっかけに形を変えました。〝突起〟が動いたのです。当初から〝突起〟に抵抗していたというベンチの制作者。実は、ベンチにある仕掛けをしていました。「みんな排除に慣れてしまっている」。制作者の言葉から、公共空間の過ごし方について考えます。 可愛らしいデザインで〝排除〟 7月8日。東京都中央区の京橋に設置されたベンチに、作業員が集まりました。木製のベンチを1台1台裏返し、ベンチの座面を3つに区切っていた「突起」のボルトを外し、突起を動かしました。

    「排除ベンチ」抵抗した制作者が突起に仕込んだ「せめてもの思い」
  • 巧妙化する「排除アート」 誰にもやさしくない都市が牙をむく時

    何かよく分からないものは「アート」 定義されない場所を減らしたい 隠された「排除」の意図に気づくと… 都市の駅のスペースにあるデコボコした突起のようなオブジェ、公園や路上では仕切りのあるベンチが当たり前になってきています。ホームレスが寝そべったり滞在したりしないよう〝排除〟する「排除アート」「排除ベンチ」とも言われます。建築史家の五十嵐太郎さんは、「公共空間に誰かが滞在する可能性をつぶすもの。そんな風に他者を排除していった都市は、誰にもやさしくない都市なのではないか」と指摘します。 排除アートが広まり始めたのは… オープン1年を迎える複合商業施設のミヤシタパークには、座面がメッシュ状になっていたり、腰かける部分が棒状のポールになったような座りづらいベンチがあります。 好意的に「アートがいっぱい」とメディアで紹介されることもありましたが、五十嵐さんは「アートの名のもと、排除の意図がカモフラー

    巧妙化する「排除アート」 誰にもやさしくない都市が牙をむく時
  • 「ホームレス」排除が招く〝間接的殺人〟やさしくなくなった宮下公園

    高級ファッションブランドなどの店舗が入り、一体型の公園でスポーツも楽しめる、東京・渋谷の「MIYASHITA-PARK」。その成立経緯を振り返ることで、公共空間の意義について考えてみました。 出典: PIXTA 「自立支援」に隠れた行政の音 「助けて」と言わせない、間接的殺人 「どこかに消えてくれ」と言い続ける社会 7月28日でオープンから一周年となる、東京・渋谷の複合商業施設「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」。おしゃれな建築物が並ぶ土地は元々、渋谷区立宮下公園として、地域住民らに親しまれていました。再開発にあたり、域内で暮らす「ホームレス」の人々が一斉に追放された、負の歴史の現場でもあります。「公園は避難所。そこが使えなくなる状況は、誰にとっても逃げ場がない、今の社会そのものだ」。現地で困窮者支援に携わってきた社会学者に、公共空間が失われる危うさについて聞きました。(w

    「ホームレス」排除が招く〝間接的殺人〟やさしくなくなった宮下公園
  • 役所だけど「市民を来させない」 100%オンライン化へ、豊中市の決断

    新年度を迎え、転居や保険・年金関連、各種助成金などの申請で、住民が役所へ訪れる機会は多いでしょう。ただし、役所の手続きというと、「待たされる」「窓口をたらい回しにされる」といったイメージがあります。 しかも、手続きできるのは、基的に平日。日中働く人たちにとって、役所へ行くのは大きな負担です。「わざわざ時間を作って足を運ばなくても、自宅からネットで手続きできればいいのに……」。こうした声は以前から溢れています。 今年9月に創設されるデジタル庁は、多くの住民の悩みを解決する期待を背負っています。ミッションの1つに、地方公共団体の行政手続きのオンライン化推進を明示しているからです。 国の大号令のもと、デジタル化の波が一気に押し寄せています。そうした中、大阪府豊中市は、2023年3月末までに約910件ある行政手続きを100%オンライン化する目標を高々に掲げました。オンライン化を進める自治体は少な

    役所だけど「市民を来させない」 100%オンライン化へ、豊中市の決断
  • 「セックスワークにも給付金を」性風俗差別、憲法訴訟として戦う理由

    「差別してもいい」国が助長させることに 自分にもあった誤解や偏見を払拭 「この裁判に注目してほしい」 性風俗産業が「国民の理解を得られない」などを理由に、「持続化給付金」や「家賃支援給付金」の支援対象から外されるのはなぜか。法の下の平等に反して違憲だとして関西の性風俗事業者が、国と事務局業務を担う2社(デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、リクルート)に対して給付金の支給を求める裁判を起こした。東京地裁で第1回期日が4月15日に開かれるのを前に、弁護団に加わる亀石倫子氏に、オンラインサロン「大人の社会科見学」の勉強会で裁判の争点などについて聞いた。(時事YouTuberたかまつなな) 「国民の理解が得られにくい」という理由 新型コロナウイルス感染拡大を受けて、政府は個人や事業者を対象に様々な給付金制度を打ち出した。経済産業省外局の中小企業庁が所管する「持続化給付金(営業自粛などで

    「セックスワークにも給付金を」性風俗差別、憲法訴訟として戦う理由