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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (145)

  • ネットで子どもの安全を守る包括的な政策パッケージ私案 - 雑種路線でいこう

    僕はそもそも有害コンテンツ規制、特にフィルタリングの必要性や有効性に疑念を感じるが、ネットをツールとして使った少年が被害者となるいじめや犯罪が後を絶たず、保護者や教育者から悲鳴が上がっている以上は、政府として何かしなければならないという前提を受け入れるとして、どんな政策であれば法的安定性が高く、実効性・透明性を担保でき、政府機関の肥大化を防げるか考えてみた。 保護法益と政策目標を明確化して政策評価の枠組みを構築する 青少年の自殺を防ぐ、学校内のいじめを見える化する、青少年を対象とした犯罪を防ぐ、といった具合で具体的な保護法益や政策目標を明確にして評価指標をつくる。かかる指標を追跡調査できるよう、犯罪白書での調査項目など必要に応じて見直しを図る。 有害コンテンツを廃止して違法コンテンツの範囲拡大を図る 普通の利用者には違法と有害の区別などつかないので、当に規制の必要なコンテンツは違法化し、

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    yuiseki
    yuiseki 2008/04/03
  • 何故SONYの経営はiPodを創れなかったか - 雑種路線でいこう

    中嶋さんだってNetDocsが換骨奪胎させられて悔しい思いをしたことがある訳で,そういう大企業の難しさは分かるんじゃないかなあ。iPodに対してOpenMGへの拘泥こそ敗因というのはSONYでは通説のようだし,使い勝手のいい同期ソフトを最後まで開発できなかったことは確かに大きな失点だったが,問題はもっと根深いのではないか。 エンジニアはユーザー・インターフェース、ユーザー・エクスペリエンスを向上させるためにこのOpenMGは最悪だと分かっていながらも、それをソニーという企業ではやらざるを得なかった。もしこれをやらなくていい、やるべきではないという決断をできるのは社長や会長であって、エンジニアではないです。 結局のところMPManで先行した韓国にしても、少し遅れて追いかけた日にしてもMP3プレーヤの質を見誤っていた。どのMP3ブレーヤも磁気テーブや光ディスクをフラッシュメモリに置き換えた

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    yuiseki 2008/04/01
  • 高めのボールで思う壺 - 今回はユニセフ協会の作戦勝ち - 雑種路線でいこう

    そろそろ児童ポルノ法改正の件について書いておくか。まあ今回はECPATや日ユニセフ協会の作戦勝ちだ。みんな準児童ポルノ規制を心配しているけど最初から見せ玉で、国際的にも前例がなく保護法益的にも無理があったので、最終的には自民党案から外れる公算が高い。 何がともあれメディアやブログ界隈で児童ポルノに対する議論が盛り上がったこと、準ポルノ規制反対に批判が集中したことで議論の中庸は児童虐待コンテンツ規制に対して賛成となり、単純所持違法化に向けて充分な地均しになった。早ければ今国会にも児童ポルノ法改正案が出るんじゃないかな。 僕らはそろそろ次の議論に備えなくちゃならない。ネット上の有害コンテンツ規制とか、遠からず北欧やドイツをモデルにした大人向けコンテンツ規制が、国際協調の視点から議論されるようになるんじゃないかな。その結果どうなり得るかは数日前に書いた。 無理筋でアピールを出して議論を惹起して

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    yuiseki 2008/03/16
  • 君とりあえずプラットフォームって禁句ね - 雑種路線でいこう

    最近ちょっとプラットフォームって言葉が気に入らない。あちこちでキーワードとして出てくる割に、何を指しているか分からない場合が多いし、けれどもその言葉を当てはめると、何となくモットモらしくなってしまうからだ。ややこしいことに、事後的にプラットフォームと呼ばれていたものの多くは、もともとプラットフォームとしてつくられていた訳ではないのに。 だいたい情報通信融合法制に於けるプラットフォーム層の位置付けって妙に浮いてる。定義できないなら最初から載せなきゃいいのだが、風の噂じゃ事務方の整理になかったところで当時の大臣の鶴の一声で入ったとか何とか。融合法制に於けるプラットフォームと、ETSI NGNに於けるSDP (サービス・デリバリー・プラットフォーム)と、研究会の立ち上がった通信プラットフォームと、同じプラットフォームという言葉を使っているが曖昧模糊としていて何をいいたいのかさっぱり。だいたいどう

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    yuiseki 2008/03/15
  • 融合する悪夢 - 2016年 日本国民が表現の自由を手放すまで - 雑種路線でいこう

    いや最近ちょっと自分でさえ時代のうねりに流されているんじゃないかという不安があってさ、近未来で想定し得る悪夢のような展開を考えてみた。この妄想は何か政治的に意図して書いた訳じゃない。こういうことも起こり得るだろうという思考実験に過ぎない。なし崩し的な表現規制の可能性に対して歯止めをかける理屈はあるのか、僕の頭の中に残念ながら今のところ答えはない。けれども考えられる最悪の状況について想像しておくことは、政策提言の内容を叩く上でも悪くないし、批判とか新しい論点を探している。 2008年夏、洞爺湖サミットを花道に衆議院が解散されたものの大勢に変化はなく、選挙後に若干の造反はあったものの大規模な政界再編は起こらず、ねじれ国会は解消しなかった。各メディアは「有権者は独特のバランス感覚で、憲政の常道を支持している」と消極的に解説、読売新聞だけが再び大連立必至という論陣を張った。 2009年春の与野党合

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    yuiseki 2008/03/14
  • テレビを乗っ取りつつあるWii - 雑種路線でいこう

    AcTVilaのやりたかったことってWiiニュースチャンネルが一番うまく実装しているとは思っていたのだが、Wiiが当にテレビと連携するようになるとは。これでニコニコ動画とかIPTVの端末となるチャンネルもつくって地上波とネットとがシームレスに競争する世界になると面白い。 ところでゲーム機のライフサイクルってテレビに組み込めるくらい長い気がするんだけど、どっかWii内蔵テレビとか出さないかな。プレステ3のソニーが外れて、あるとすれば東芝か松下かシャープだが、自前のSoCに投資しておらずAcTVilaと距離を置いているシャープが命かな。そういえば昔ツインファミコンとかつくってたし、といっても単体で各社のテレビとキッチリ連携しているのだから、組み込む意味あまりないか。 Wiiリモコンの仕掛けはテレビ向けポインティングデバイスとして命だと思うんだけど、それを切り出してライセンスするよりは、テ

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    yuiseki 2008/03/08
  • コーディングは設計か製造か - 雑種路線でいこう

    ソフトウェア開発を製造業の設計のメタファーで捉えるか、製造のメタファーで捉えるかは経営学で永らく論争の行われてきたテーマらしい。実際のところ両面あるんだろうけれど、バグを減らすための品質管理になると、製造メタファーの方が相関が分かりやすいこともあって応用が進んでいるようだ。業態によっても違って、携帯サイト構築のように自社サービスのコーディングであれば、経営判断とコーディングを同じ人間が担当できる可能性があるけれども、受託開発など自由が利かないケースも多い。役所では最近、分離調達といって設計と施工を分ける手法が一般化しつつあるが、こちらは建設のメタファーを参考としているようにみえる。 ソースコードの一行一行は、経営判断そのものだ。 どの部分を汎用的につくり、どの部分をやっつけで作るか、そして、どの部分をパフォーマンス優先でつくり、どの部分を可読性優先でつくるかは、そのソフトウェアステムを使っ

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    yuiseki 2008/03/05
  • 氷河期を知らない - 雑種路線でいこう

    正直なところ就職氷河期とか意識したことはない。だいたい誘われて働いたことしかないので就職活動をしたことがない。大学に入って最初の2年近くはフリーランス仕事していたが、それじゃ先輩から教わることも難しいし自分の持つ限られた知識でしか仕事できないから伸び悩むだろうと感じていて、当時の副社長から誘われた縁で前の会社に入った。最初は週2日くらい顔を出す契約だったのだが、3ヶ月目くらいに火のついたコンサル案件の立て直しで1ヶ月ほど会社に泊まり込んだ。 現代では、現場の主戦力となっている有能なエンジニアたちの集団転職の方がはるかに、会社を恐怖のどん底に突き落とすリーサルウェポンなのだ。 企業より労働者の立場の方が弱いというのは、あくまで一般論でしかないどころか、一般論としてすら怪しいんだ。 だから、マッチョたちは企業など恐れていない。 むしろ、企業の方がマッチョたちの顔色をうかがいながら経営しなけれ

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    yuiseki 2008/03/02
  • 子供の安全より補助金と露出が大事な自治体や学校って何 - 雑種路線でいこう

    世も末ですね、この手の感性って何でしょう。だいたい物流管理のために開発されたアクティブタグを子供の登下校管理に使おうなんて馬鹿なこと誰が思いついたんだか不思議でしょうがないのです。最も到達距離の長い400MHz帯アクティブタグでも20mしか飛ばない以上、センサーのあるところでしか位置を識別できないんですよ。登下校監視だけなら監視カメラ+顔認証で充分だし、下校中の位置監視や誘拐時の対応をしようとすると携帯電話の方がずっと有用で副作用もないのです。まだ子供に携帯を持たせたくなければ、機能を制限するなり携帯電話技術を利用した廉価な位置特定端末をつくればいい訳で。 ベンダー担当者「児童につけたタグが発する電波を受信して、児童の位置や行動がわかります。」、当方「むしろ誘拐などの犯罪を幇助しませんか?」、ベンダー担当者「はい、その通りです。自分の子供にはタグをつけさせないので大丈夫です」、当方「そんな

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    yuiseki 2008/02/26
  • ライフログ時代のMS対グーグルかと思いきや - 雑種路線でいこう

    これは深い。舞台は2020年代、人生で見聞きした全てのことを記録するライフログを実現するデバイス「ユニット」を独占販売するグラフィコムと、世界史に足跡を残そうという触れ込みでユニットを引き取り、詳細な世界史として再構成するアーカイヴ事業を始めたエクサバイト商會。 グラフィコムも慌てて似たようなアーカイヴ事業を立ち上げて、という下りには激しく既視感があったが、そこから更に面白く展開していく。そもそも情報とは何か、データベースやメタデータの意義、そして人生とか歴史の多面性や恣意性について改めて考えさせられた。 いまは検索を中心に展開している「知の再編」が、中長期的にみてどのような世界史的意義を持つのかを考える上で、書は素晴らしい補助線となるだろう。そして書の取り上げるライフログ技術CG技術の発展は、現実的に遠からず実現するだろうし、そこで惹起される課題や人間の欲求はリアルだ。 少し脱線す

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    yuiseki 2008/02/25
  • Windowsの素人と玄人を見分ける方法 - 雑種路線でいこう

    あんまり書くとお里が知れてしまうんだが。。。 半角/全角なんて知らないのが素人、知ってて普通。UTF-8的に正しくシングルバイト、マルチバイトというのが玄人。 英数入力をする時、どんなに長い文字列でも、とにかくキー入力してからいちいちファンクションキーで半角に直すのが素人、IMEをオフにして入力するのが普通。IMEがOnのままシフトキーで一時英字モードにするのが玄人。 Windows XPをそのまま使うのが素人。インターネット倍速化ソフトに手を出すのは物好きな素人。ググってネットが速くなるというレジストリ設定をコピペするのが似非玄人。接続環境に合わせて自分で最適なTCPウインドウサイズを計算してレジストリ設定を最適化するのは玄人。とりあえずWindows Vista Ultimate x64 Editionを入れるのは好事家。*1 レジストリなんて編集しないのが素人。レジストリエディタを使

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    yuiseki 2008/02/13
  • なぜ大学で即戦力は育たないか - 雑種路線でいこう

    キャリアプランとか聞かれると今もさっぱり答えられない。だから財界のお偉方が大学を貶して「大学は象牙の塔に籠もっていて、実学を教えていない」とかいうのを聞くと、おいおいチャンスを与えていないのはそっちだろう、とか思ってしまう。これまで自分はどうやって仕事を覚えてきたんだろうか。いつも誰かの背中はみていたが、決まった背中ではなかった。けっこう新しいことが多かったから、失敗や停滞に対して周囲は寛大だった気もする。 人材育成というとカリキュラムの標準化とかスキル標準とか、とかくに横並びで底上げという話を聞くが、育てて育つ人材って結局のところコモディティなのであって、頑張ったところで大きなリターンがあるかというと難しい。では成功した奴はギフテッドだからというのもトートロジーだし腑に落ちない。恐らく制度化された教育とは別に、人を育てる、人が育つ仕組みって人間社会に組み込まれていたんだな、と気付かせてく

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    yuiseki 2008/02/09
  • 文化の変遷への適応と流動性 - 雑種路線でいこう

    さほど目新しい話は書かれていないが、比較的よくまとまっている1冊。NGNについては以前から、何故かくも賢い人々が集まって珍妙な網をつくるのか不思議に思っていたんだが、書を読めば何となく理解できるようになる。 大雑把に要約すると技術系では設備投資計画を決める設備屋が強く、会社全体では人事を握り政治家と結びついている労務屋が強く、幹部は今も電話時代の成功体験に引きずられて、技術を分かって筋を通した人材の多くは関連会社へ飛ばされたらしい。 書では特に触れられていないが、かつて何故かくもADSLを忌避したのか、なぜπシステムのような中途半端な光化を推進したのか、外からみていて謎だったことの疑問も氷解する。そして書を読んで考えさせられたのは、成熟期にある企業が如何に時代の変化に適応し、古い企業文化から脱皮することが如何に難しいかということだ。 実際どうかは分からないので一般論になるが、順調に右

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    yuiseki 2008/02/04
  • 街とネットと - スマートゾーニングへ向けて - 雑種路線でいこう

    やっぱり携帯やPCでフィルタリングを原則化するのは変だ。街だってSNSと同じように出会いがあるけれど、たまたま渋谷で援交した子がいるから渋谷駅の改札口は未成年じゃ開かないようにと鉄道会社を突き上げる馬鹿はいないだろ。コンビニで酒や青年雑誌を売っているから、未成年じゃコンビニの自動ドアが開かないようにしようなんて議論も聞いたことないよね。普通に困るし。 たぶんフィルタリングを推進している方々も悪気はなくて、フィルタリング業者が「子供の安全を守るためにフィルタリングが必要です」てな具合で煽るものだから「こんな素晴らしい技術がどうして普及しないんだ。親の意識が低いせいならば政府主導で普及を図らねば」という話になったのだろう。 ただ表現の自由や通信の秘密を盾にフィルタリング反対を叫んでも詮無い。フィルタリングが具体的にどう問題なのか分かりやすい例を挙げて説明し、業界として襟を正して子供たちが事件

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    yuiseki 2008/02/01
  • 現実的な未成年ゾーニング技術の検討 - 雑種路線でいこう

    わたしは子供たちを犯罪を守るための技術の開発と普及が重要であることを認めつつ、現時点で未成年の利用する携帯電話にフィルタリングを原則化することは時期尚早と考える。まず福祉犯のピークは1985年で犯罪件数は横ばい傾向にあり緊急性が薄く、さらに既に実用化されているフィルタリング技術はブラックリストであれホワイトリストであれ政府が使用を推奨するには完成度が低く、弊害が大きいと考えるからである。 ここでは前エントリで挙げた少年保護技術の満たすべき要件の項目に沿って、ブラックリスト方式、ホワイトリスト方式の課題を洗い出し、政府による未成年フィルタリング原則化へ向けて、考えられる改善策を検討する。 青少年を効果的に犯罪から守ること 未成年をコミュニケーション・サイトから閉め出すことによって少年犯罪が減少するかについて充分な実証研究が欠けている。特定の携帯サイトから閉め出したところでコミュニケーション欲

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    yuiseki 2008/02/01
  • 信ずる者は救われる - 雑種路線でいこう

    突っ込んでも詮ないが。俺もつい近道を探す一発屋だけど、一発屋って地道に努力しているたくさんのひとがいるからえるんだよ。みんなが一発逆転のために鋭敏なアンテナを張り巡らせて空回りしてたら、世の中たいへんなことになる。多くの人が「地道な努力が報われる」と汗水を流し、どこかミスマッチのある時アウトサイダーが「近道を探す努力」をすれば、役に立つこともあるだけだ。質的に僕らはコストセンタなのだよ。 しかし現実には、常日頃から「一発逆転」するポイントを検出するための鋭敏なアンテナを張り巡らせ、徹底的に「近道を探す努力」をし続けた人間こそが、自分と、周囲と、社会と、世界を豊かにし、幸せにするのである。 「近道はない」などという、「地道な努力が報われる」教の信者の妄言に惑わされて、1回しかない人生を台無しにしないようにしたい。 だから「近道を探す努力」をし続けるには、常にミスマッチを探して居場所を変え

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    yuiseki 2008/01/20
  • そうだカーネルを学ぼう - 雑種路線でいこう

    彼は何のカーネルを学んだのだろうか。*1最近の実用OSのソースコードってLinuxにせよWindowsにせよ、SMP対応のチューニングとか電源管理のために核の部分まで非常に複雑になってしまい、読んだりコードを追って動きを理解するのは難儀ではないか。Minixなら教育を意識して平易に実装されているしドキュメントも充実しているから読みやすいし、"Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books)"に至っては昔はこんなにシンプルだったかと衝撃を受けるのだが。PDP-11のアセンブラなんて勉強したことないよとか、げ、これGOTO文とか細かいことを気にしてはいけない。Alan Kayが2万行でネットワークからGUIまで含んだ見通しのよい教育用OSを手掛けているらしいので楽しみにしている。とはいえ実務で触るのは複雑なOSなのだから早いうちから複雑なコードに見慣れておくこと自

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    yuiseki 2008/01/15
  • 社会をhackする作法 - 雑種路線でいこう

    前職の時は方々のベンチャーに顔を出して、技術を金にするhackも手掛けていたんですが、いくつか社会の矛盾とぶち当たる経験をしてから、日じゃ個々の仕事をクロージングまではできても、あまり大きくはならないよな。社会全体が技術技術者を大切するようにできてなくて、それは中小ほどそうだから、個別のベンチャービジネスに足を突っ込んで数をこなす前に、もっと大きな社会の矛盾と向き合って、いずれ自分が新しい仕事をやりやすいような社会に変えた方が楽なんじゃないか、そういう方向で社会をhackした方がいいんじゃないか、と考えるようになりました。そのためには日村と関わりつつも、政府の補助金とか業界での持ちつ持たれつに頼る負い目とかはなく、義理とか柵から距離を置けて、勉強や調査に充分な投資と時間を確保できる立ち位置が必要だったんです。 「技術を作るhacker」というものがあるのなら、「技術を金にするhack

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    yuiseki 2008/01/14
  • 未踏の次にすべきこと - 雑種路線でいこう

    なんか一昨日のエントリが/.edされてアクセスが急増している。書き込みをみていると未踏批判を噴出させてしまったようで、なかのひとによるとIPAの方も読んでいらっしゃるようだし、ミスリードのないように補足しておきたい。未踏は大事な問題に取り組み、一定の成果を上げた。問題は引き継いだ政策担当者が未踏の結果を通じて浮かび上がった業界の矛盾から目を背け、次の仕事に取り組まなかったことだ。 mkusunok氏のブログに天才機関説と未踏の次というエントリがある。 Matzにっきを受けての書き込みなのだが、それは置いといて、 「日のソフトウェア産業が飛躍できないのは米国とは違い、天才を大切にしないからだ」というよくある論調を興味深くdisっている。 まず断わっておくと、僕も友達プロジェクトが未踏に採択されたのを手伝って謝金を受け取ったことがある。そのプロジェクトは晴れてスーパークリエイター認定を受け

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    yuiseki 2008/01/10
  • 天才機関説と未踏の次 - 雑種路線でいこう

    RubyのMatzさんがBruce Eckelのエントリを紹介している。この2:8の法則を掛け合わせるという論法は他にもいろいろ使えそうな感じ。例えば、8割のプロジェクトは失敗と見なされており、成功した残り2割のプロジェクトを牽引したのはそのうちの2割なのだ、とか。8割の開発者は結果を出し得るプロジェクトに携われておらず、結果を出し得るプロジェクトに携わっている開発者のうち8割は実際の成果を上げられていないとか。 IT技術者ではトップ5%は残りの人たちの20倍の生産性を持つという。 これが当のことであるとしたら、その科学的な根拠はなにか、という話。 80%の技術者は、を読まない、イベントに参加しない、勉強しない。 それでどうして、それらを継続的に行う開発者と同等の生産性をあげることができるのか。 それらを行う20%のうち、さらに80%は、(まだ)うまく成果をあげられていない。 すると、

    天才機関説と未踏の次 - 雑種路線でいこう
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    yuiseki 2008/01/10