科学者の代表機関である日本学術会議の大西隆会長は19日、「STAP(スタップ)細胞」の論文問題に関する理化学研究所の調査委員会について、中立性を保つため委員長を外部に依頼するよう求める談話を発表した。 理研に郵送し、理事会のメンバーにも電話で伝えたという。 談話は、〈1〉早期解明に向け、調査の日程を明示〈2〉調査委員の職や立場を明かし、委員長を外部に依頼〈3〉STAP細胞作製の真偽検証〈4〉論文作成、発表における理研の管理体制を検証――の4点を求めた。 理研は「真摯(しんし)に受け止め、検討したい」と話している。