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魚の目:魚住 昭 責任総編集 ウェブマガジン魚住 昭 責任総編集 ウェブマガジン 魚の目は、小さくても、痛いし、根が深くて、しつこいです。「魚の目」は、身に 覚えのある人にとっては痛い、そうじゃない人にとっては痛快な雑誌をめざしています。ご愛読ください。 レポート 1 民主政治をめぐる希望と幻滅 (1)オバマ政権の苦境 大きな期待とともに発足しながらも、これまでのところ、オバマ政権は支持率を下げている。 オバマ政権の運営の現在までの失敗は、政治の中での対立構造を設定できなかったことにあるという視点が示された。結果、前政権の負の遺産を一手に引き受けている格好となっている。 オバマの医療改革は、米国史のなかでも画期的な取り組みであるはずだが、それさえも政権を不人気にする原因となっている。しかしながら、対立構造を設定するにあたり、軍産複合体とそれを支える金融界という構図は、オバマ政権では困難であ
正月に高級焼酎「百年の孤独」を飲みながら百年前の世界を考えてみた。 1911年の日本は、その前年に韓国を併合し、朝鮮半島を領有して帝国主義列強に伍す存在となり「東洋唯一の一等国」と言われた。しかし国内では平民が中心の政治を訴える社会主義への弾圧が強化され、1月に大逆事件で幸徳秋水らが死刑となり、8月には警視庁に特別高等警察課が設置されて「特高」と呼ばれる秘密警察の活動が始まった。 中国では共和制を訴える辛亥革命が起こり、清朝が倒れて孫文が中華民国初代臨時大統領に選出された。辛亥革命を支持する団体の多くは日本国内で組織され、多くの日本人が中国の革命運動に参加した。右翼思想家・北一輝もその一人である。メキシコでは映画「革命児サパタ」で有名なエミリアーノ・サパタが「土地は人民のもの」と主張して政府との武装闘争を開始した。 そしてこの年イギリスでは下院(庶民院)が上院(貴族院)より優越するという議
都の漫画規制条例 守ったものは子ではなく大人 漫画「クレヨンしんちゃん」の主人公、野原しんのすけが近年、おしりをあまり見せなくなっている。 アニメ化された当初、しんちゃんの言動は社会現象になる一方、低俗番組扱いもされた。青年漫画誌の連載のためか大人受けする皮肉やきわどい性表現も見られ、親をばかにするようなセリフが子に悪影響だとして、保護者団体からやり玉にあげられた。 その騒動をパロディーにもしていた作者の臼井儀人さんは昨年、事故で亡くなった。生前に作風を変えたのはさまざまな理由があってだろう。 作品は作者の手を離れて世に出た瞬間から作者だけのものではなくなる。読者や視聴者との対話、あうんの呼吸で作品は洗練もされうるし、受け入れられもする。 その過程に行政が入り込む余地はない。創作物に規制を施そうにも明快な客観基準を見いだせないからだ。親を敬えというのは道徳的善。性的なものへの寛容も
民主党の松崎哲久衆院議員(60)=埼玉10区=が今年7月、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で行われた納涼祭で秘書が運転する車を呼び寄せる際、空自側の規則どおりの対応に不満を抱き、隊員に「おれをだれだと思っているのか」と“恫喝(どうかつ)”ともとれる発言をしていたことが17日、分かった。防衛省幹部や、自衛隊を後援する民間団体「航友会」関係者が明らかにした。 入間基地では今月3日の航空祭で、航友会の会長が「民主党政権は早くつぶれてほしい」と発言。これを受け、防衛省は自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを求める事務次官通達を出した。松崎氏は会場で会長の発言も聞いており、周囲に強い不快感を示していたため、「納涼祭でのトラブルも遠因になり、異例の通達につながったのでは」(防衛省幹部)との見方も出ている。 松崎氏は7月27日の納涼祭に来賓として出席。帰る際に駐車場から約30メートル離れた
2010年11月02日22:27 カテゴリ経済 「若肉老食」の国 きょうNYタイムズのファクラー東京支局長の取材を受けた。「世代間格差」については何度も書き、先月はUstreamでも議論したが、日本のメディアはこの問題を黙殺している。初めて取材に来たのが海外のメディアだというのは皮肉なものだ。 「日本の世代間分配は異常に不公平になっているのに、なぜ政治問題にならないのか?」と質問されたので、「そういう問題は存在しないことになっているからだ」と答えるしかなかった。厚労省の公式見解では「100年安心」で、年金が破綻するなんて嘘だということになっている。たとえば2005年の経済財政白書に出た次の「世代会計」の説明では、60歳以上は5700万円の受益超過、将来世代は4200万円の負担超過だが、この図は2006年以降は消されてしまった。 これは雇用問題とも表裏一体だ。中高年の雇用を守るために新卒の採
9月10日付の本コラム(「改革派事務局長」が次々に追い出される大阪産業大学の迷走)で、大阪産業大学の教員らの「既得権」を巡る大学内のバトルを書いたが、多くの大学で似たような構図の争いがある。その顕著な例が教授会の「利権」を巡る争いだ。 教授会は新しい教員採用などの人事の権限を持つ。多くの大学では公募で教員を募集しているが、実は誰を採用するかは教授会傘下の選考委員会などで事前に決まっているケースも多い。形だけ公募にして公平さを装っているのだ。学会で有力な教授の研究室出身といった「箔が付く」ことも採用のポイントなる。 自分の言いなりそうな(言い方を変えれば同じテーマを研究している)若手教員を学会などで目を付けおき、応募を勧めるケースもある。言ってしまえば、能力ややる気よりも内輪の理屈だけで採用を決めているのだ。 採用以外でも、たとえば、セクハラや痴漢などの破廉恥な犯罪で懲戒処分を受けて退職する
行政や議員というものは、やはり、住民がしっかりチェックしていないと好き勝手にやってしまうものなのか。名古屋市で進行中のある騒動をみて、そんなことを改めて実感した。そして、強固な馴れ合い体質が自治体内をどれほど蝕んでいるか、想像を絶する現実についてもだ。 真夏に市議会リコールの署名集めが展開された名古屋市。一般住民から遊離し、家業化、固定化した市議への鬱積が一気に噴出した。市長主導の議会リコール運動は暴挙との批判を浴びながらも、署名数は46万5000余りに達した。住民の不満や憤りが数値となって現れた。たかを括っていた市議たちは皆、驚愕し、一斉に選挙対策に走り出した。 署名簿は10月4日に市内16区ごとの区選挙管理委員会に提出され、審査にかけられた。市議会リコールの是非を問う住民投票実施に必要な署名数は、約36万5000余り。無効と判定されて差し引かれる分が多く出ても、合格ラインはクリアすると
魚の目:魚住 昭 責任総編集 ウェブマガジン魚住 昭 責任総編集 ウェブマガジン 魚の目は、小さくても、痛いし、根が深くて、しつこいです。「魚の目」は、身に 覚えのある人にとっては痛い、そうじゃない人にとっては痛快な雑誌をめざしています。ご愛読ください。 ◎1 最近、「昔の特捜は良かったが、いつからかダメになった」という声をよく聞きます。これは、半分当たっているが、半分は違う。郵便不正事件で村木厚子・厚労省元局長の無罪判決を勝ち取った弘中惇一郎弁護士の言葉を借りれば、「昔は悪質・巧妙だったのが、今は悪質・ズサンになった」というのが真相だと思います。 戦後、特捜部が手がけ、政治の大きな節目になった事件は4つあります。ロッキード事件と金丸脱税事件とムネオ事件と小沢事件です。 まず、76年のロッキード事件。ロ社の新型旅客機の選定をめぐり、丸紅経由で田中角栄元首相に5億円の賄賂が渡ったとされる事件
株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方
2010年10月16日10:41 カテゴリ経済テクニカル 経済学の知ったかぶり 一部で話題になっているCaballeroの論文を読んでみた。テーマはよくあるマクロ経済学批判なのだが、ジャーナリストとは違って、自分で理論をつくる立場から改革を提案している。その出発点は、ハイエクのノーベル賞講演、「知ったかぶり」(The Pretence of Knowledge)である(邦訳)。 ハイエクは、物理学は物理量が正確にわかるので未来を予測できるが、経済学者のもっている情報はきわめて貧弱なので、未来を予測することはできないと論じた。だから経済学は大ざっぱな予想を立てる次善の科学でしかないのだが、厳密科学を装うために数式や計量データで武装して、いい加減な予想を正確に見せようとする「知ったかぶり」が経済学を混乱させている。 Caballeroも認めるように、コアの理論(DSGE)だけではマクロ経済につ
ファッション誌「ヴォーグ・ニッポン」(11月号)に掲載された蓮舫行政刷新担当相のインタビュー記事が物議を醸している。問題になったのは、蓮舫氏の発言ではない。写真だ。国会議事堂内で撮影されたものがあり、それがモデルのような写り方だというので、「けしからん」の声が上がったようだ。 蓮舫氏は会見で、「撮影場所が不適切だったとしたら本意ではないのでおわびする」と陳謝した。「国民に政治への関心を持ってもらうための情報発信の一手段として雑誌に掲載されるのは大切だ」と判断し、取材を受けたと話している。撮影については「正式な手続きを経た」といい、参議院の警務部が立ち会ったそうだ。 では何が問題だったのか。 参院広報課によると、7日の議院運営委員会で、野党議員から、「ファッション誌のモデルのような撮影に違和感がある」との指摘があったという。参院には、「私的な宣伝や営利を目的とした撮影は許可しない」というルー
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