シネマシティには1と2があり、マッドマックスは2で、『野火』は1でした。 信頼する大根仁監督がツイッターで、《今年劇場で観ないと絶対に後悔するのはマッドマックスと野火ですよ!!》 と書いていたのを、まにうけて、物書きの先輩と二人で観ました。 私は、いろんなことを、まにうける人間です。そのせいか、先日マッドマックスのレビューを書いたら、たくさんの人を怒らせてしまいました。「怒ってないです。ただ異論を冷静に言っているだけです」と、ものすごい剣幕で言われたりしました。 でも、まにうけた私の数々の疑問を、ひとつずつ解きほぐしてくれる未知の方もあらわれたし、書いたことを悔やんでいません。 しぜんと、『野火』と『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を、比較するような心もちで映画館の席にすわりました。もちろん、もっとほかに比較すべき作品はあるのだとわかっていますが、2015年の夏に、ふたつの映画をほぼ同