そもそも、この「抗がん剤」とは一体どのようなものでしょうか? わが国で主に使用されている抗がん剤は殺細胞剤といい、癌の細胞を殺す訳ですが、とくに細胞分裂が盛んな細胞に効果を発揮するのです。つまり、癌の細胞だけを狙って殺す能力がある訳ではないので、増殖が盛んな全ての細胞に作用してしまうのです。 抗がん剤は、増殖が盛んなものであれば、癌以外の良性な細胞までもすべて殺してしまいます。骨髄で作られる免疫細胞も増殖が盛んな訳ですから、根こそぎ殺してしまうのです。 癌の治療をするには、「免疫力の改善」が必要であるにもかかわらず、胃がんによってもともと低下している免疫力が、抗がん剤によってさらに低下するのです。 抗がん剤は、2年以上継続して患者に投与をさせないことになっているようです。こんなことは理由も含めて事前に医師から教えられることはありませんし、患者自身もそれを知らないまま抗がん剤治療を始めること