埼玉県で、小学3年生以下の子供だけでの留守番や外出を「置き去り」として禁止する「虐待禁止条例改正案」が県議会に提出され、13日に可決・成立する公算が大きいという。最大会派・自民党県議団が提出したもので、ネット上では女性を中心に「埼玉で子育てはできない」などの書き込みが殺到している。 また、埼玉県議会である。自民党県議団は4日突然、開会中の定例会に条例改正案を提案した。共働き家庭や一人親家庭の生活・実態も考えず、一律に線引きして「虐待」の範疇(はんちゅう)に入れるという。 現行の条例は、児童・高齢者・障害者の養護者に対して、虐待と安全確保への配慮を義務づけたものだが、以下の条文を加えた。 「(小学3年以下の)児童を養護する者は、当該児童を住居その他の場所に残したまま外出すること、その他の放置をしてはならない」「県民は虐待を受けた児童等を発見した場合は、速やかに通告又は通報をしなければならない