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脳に関するyurikissのブックマーク (80)

  • メタ認知 - 脳科学辞典

    中山 遼平、四 裕子 東京大学 総合文化研究科 DOI:10.14931/bsd.2412 原稿受付日:2012年10月11日 原稿完成日:2012年11月7日 担当編集委員:入來 篤史(独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター) 自己の認知活動(知覚、情動、記憶、思考など)を客観的に捉え評価した上で制御することである。「認知を認知する」 (cognition about cognition) 、あるいは「知っていることを知っている」(knowing about knowing) ことを意味する[1]。またそれを行う心理的な能力をメタ認知能力という。 メタ認知は様々な形でみられ、学習や問題解決場面でいつどのような方略を用いるかといった知識や判断も含まれる[1]。現在では多くの教育現場でメタ認知能力の育成は重要な課題となっている。またメタ記憶とは自己の記憶や記憶過程に対する客観的な

  • 言語起源 - 脳科学辞典

    岡ノ谷 一夫 東京大学 DOI:10.14931/bsd.7419 原稿受付日:2017年3月21日 原稿完成日:2017年5月9日 担当編集委員:定藤 規弘(自然科学研究機構生理学研究所 大脳皮質機能研究系) 「言語の起源」の脳科学的研究は、言語を可能にしている生物学的な構造がいかにヒトの進化史上で発現したかを解明することが目的となる。このため、近縁種の脳機能研究(相同)、類似機能を持った種の脳研究(相似)、および言語に関連する遺伝子研究(深層相同)という3つの接近法が必要となる。言語起源は地球上で一度だけ起こった出来事であるが、私たちは生物学的事実にもとづいてそのシナリオを提案することができる段階にある。 はじめに 「言語の起源」の脳科学的研究は、言語を可能にしている生物学的な構造がいかにヒトの進化史上で発現したかを解明することが目的となる。しかしながら、言語それ自体は行動であるため化

  • セロトニン神経系 - 脳科学辞典

    解剖 セロトニン神経の細胞体の大部分は縫線核に集中しているが、縫線核外にもセロトニン神経の細胞体は存在し、縫線核にはセロトニン作動性神経以外の神経細胞も存在する(図1)[2]。グルタミン酸やGABAなど他の伝達物質がセロトニン神経に含まれる、又は伝達物質として用いられることも示唆されている[3]。縫線核は脳幹内の諸核の総称で、その中の背側縫線核と上中心核のセロトニン神経は前脳に投射し、橋縫線核からは主に小脳に、大縫線核、不確縫線核、淡蒼縫線核からは脳幹内及び脊髄に投射する。背側縫線核と上中心核からのセロトニン作動性線維は形態、セロトニントランスポーターの分布、投射先が異なっており、腹側海馬、扁桃体、前頭前皮質、線条体は主に背側縫線核から、背側海馬、視床下部は主に上中心核から投射を受ける[2]。 情報伝達 セロトニンが標的細胞に対して及ぼす効果は受容体の種類に依存し、主にシナプス伝達の修飾や

  • 実験室内で培養した人の「ミニ脳」にゲームをプレイさせることに成功、AIよりも速いわずか5分で習得

    オーストラリアとイギリスの研究チームが、ペトリ皿の中で培養した人間の脳細胞に卓球ゲームの「PONG」の1人用モードをプレイさせることに成功したと発表しました。 In vitro neurons learn and exhibit sentience when embodied in a simulated game-world | bioRxiv https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2021.12.02.471005v2 A mass of human brain cells in a petri dish has been taught to play Pong https://medicalxpress.com/news/2021-12-mass-human-brain-cells-petri.html Mini-brains: Clumps

    実験室内で培養した人の「ミニ脳」にゲームをプレイさせることに成功、AIよりも速いわずか5分で習得
  • エピジェネティクス - 脳科学辞典

    村田 唯、文東 美紀、岩 和也 東京大学 大学院医学系研究科分子精神医学講座 分子精神医学講座 DOI:10.14931/bsd.3735 原稿受付日:2013年4月24日 原稿完成日:2013年6月4日 担当編集委員:加藤忠史(独立行政法人理化学研究所) エピジェネティクスとは、DNAの配列変化によらない遺伝子発現を制御・伝達するシステムおよびその学術分野のことである。すなわち、細胞分裂を通して娘細胞に受け継がれるという遺伝的な特徴を持ちながらも、DNA塩基配列の変化(突然変異)とは独立した機構である。このような制御は、化学的に安定した修飾である一方、事、大気汚染、喫煙、酸化ストレスへの暴露などの環境要因によって動的に変化する。言い換えると、エピジェネティクスは、遺伝子と環境要因の架け橋となる機構であると言える[1][2]。主なメカニズムとして、DNAメチル化とヒストン修飾がある。

  • マルトリーメント児に多く見られるオキシトシン遺伝子のDNAのメチル化は対人関係に関わる脳ネットワークに関与 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構

    虐待などの不適切な養育「マルトリートメント※1」を受けた子どもは、一般の同年代の子どもに比べて、オキシトシン※2遺伝子の一部に、化学修飾「DNAメチル化※3」が多くみられました。 DNAメチル化が多いほど、脳注意ネットワーク内の容積の低下、報酬系ネットワーク内の脳活動の低下が見られました。 DNAメチル化は、マルトリートメントを受けていた子どもの中では、特に5-8歳時にマルトリートメントを受けていたことや、身体的虐待を受けていたことにも関係がありました。 マルトリーメント児における後天的なオキシトシン遺伝子の変化に着眼した新しい治療法の開発が期待されます。 福井大学子どものこころの発達研究センター発達支援研究部門の西谷正太特命助教と友田明美教授らの研究グループは、米国・エモリー大学医学部産婦人科学教室のアリーシャ・スミス准教授との共同研究から、マルトリートメント(不適切な養育、虐待など)を

    マルトリーメント児に多く見られるオキシトシン遺伝子のDNAのメチル化は対人関係に関わる脳ネットワークに関与 | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
  • 愛情ホルモン「オキシトシン」の分泌を制御するタンパク質を確認 理科大など

    東京理科大学(理科大)と東京薬科大学(東薬大)は5月17日、マウスを用いた実験から、神経ペプチドや生体アミン(ドーパミンやノルエピネフリンなど)の分泌を調節するタンパク質である「CAPS2」が、“愛情ホルモン”として注目されている生理活性ペプチド「オキシトシン」の分泌を制御し、社会性行動障害にも関係していることを明らかにしたと共同で発表した。 同成果は、理科大理工学部 応用生物科学科の古市貞一教授、同・藤間秀平大学院生、同・佐野良威嘱託講師、東薬大の篠田陽准教授、群馬大学大学院 医学系研究科の定方哲史准教授、新潟大学 脳研究所の阿部学准教授、同・崎村健司フェローらの共同研究チームによるもの。詳細は、神経科学を扱った学術誌「Journal of Neuroscience」にオンライン掲載された。 「自閉症スペクトラム症」(自閉症)は、社会的な相互作用やコミュニケーションの障害、および興味の限

    愛情ホルモン「オキシトシン」の分泌を制御するタンパク質を確認 理科大など
  • CAPS - 脳科学辞典

    ファミリー 脊椎動物においてはCAPS1、CAPS2の2つのファミリーメンバーが存在する(Official gene symbolはそれぞれCadps, Cadps2)が、線虫やショウジョウバエにおいてはパラログは存在せず、一遺伝子のみである。 機能 1992年、145kDのタンパク質がCa2+依存的な有芯小胞(DCV)の分泌に重要であることが報告された[1]。後にCAPS1 cDNAcDNAがクローニングクローニングされ、線虫UNC-31の脊椎動物ホモログであることが明らかになった[2]。さらにCAPS1のPHドメインはホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸を介して 細胞膜に結合すること、C末の135アミノ酸が有芯小胞に結合することなどが分かってきた[3]。2004年には、CAPS1の働きとして、有芯小胞のプライミングステップに関与すると報告された[4]。これが

  • オキシトシンの基礎研究は始まったばかり | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

    オキシトシンが脳に与える影響は複雑なものであることが、この数年で明らかになってきた。その結果、この物質を単なる「抱擁ホルモン」とする見方を一刻も早く改めるべきだという考え方が研究者の間で広がりつつある。 2011年4月、ニューヨーク大学ランゴン医療センター(米国)の神経科学者Robert Froemkeのチームは、未交尾の雌マウスの脳を再プログラム化しようと、あるホルモンを1回注射した。注射前の未交尾マウスは、不安な仔マウスがあげる鳴き声にほとんど無関心で、仔を踏みつけることさえあった。ところが、このホルモンを注射した後、その未交尾マウスは母親のような反応を見せ始め、弱々しく鳴く赤ん坊を口にくわえ上げるようになった。Froemkeは、何が起こったのかを知ろうとマウスの脳を調べた。 未交尾の雌マウスでは最初、仔マウスの鳴き声を聞いたときの神経信号は不規則でわずかだった。ところが、オキシトシン

    オキシトシンの基礎研究は始まったばかり | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
  • タスクには “最適な時間帯” がある。「身体時計」に合わせた効率的なスケジューリングを。 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

    時間が足りない。1日48時間くらいほしい。そう思っている人はいませんか? スキマ時間の活用術や時短テクニックはたくさんありますね。でも、時間の効率的な使い方を実現するために、もっと根的な改善を図ることができるかもしれません。その秘訣は、「ヒトの身体のメカニズム」に合わせること。 今回は人間の「身体時計」に合わせた、最適な時間の使い方をご紹介します。 「身体時計」のメカニズム 千葉大学の心理学者である一川誠教授は、著書『「時間の使い方」を科学する―思考は10時から14時、記憶は16時から20時―』で、以下のように説明しています。 短期記憶や計算能力、注意を必要とするような課題は、体温が高い時間帯、16時から20時がもっとも効率がいい。一方、論理的な判断は10時から14時の時間帯が適している。これは「身体時計」が生み出す24時間周期のリズムの影響によるものである (引用:PHP研究所|書籍|

    タスクには “最適な時間帯” がある。「身体時計」に合わせた効率的なスケジューリングを。 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
  • 【NHK健康】【特集】“子どもの脳”を守れ 脳科学が子育てを変える

    体罰や暴言、育児を放棄するなどのネグレクト。こうした行為が子どもの脳を傷つけることが脳科学の画像診断から明らかになってきました。どのようにして脳は影響を受けるのか、神経回路や免疫機能のメカニズムの解明も始まっています。一方で脳の傷は修復できると考え、成果を上げてきた医師たちの言葉から、脳の回復を助けるヒントも見えてきました。NHK「サイエンスZERO」の内容を記事で詳しくお伝えします。 “マルトリートメント”で傷つく子どもの脳 体罰や暴言、夫婦げんかを見せるなどの不適切な養育=マルトリートメントが、子どもの脳に深刻なダメージを与える可能性が脳科学の画像診断で明らかになってきました。問題行動や親子関係の悪化にもつながることも分かり、問題の深刻さが見えてきました。 マルトリートメントとは? しつけのために体罰を与える、つい感情的になって子どもに暴言をぶつける、子どもの面前で激しい夫婦げんかをす

    【NHK健康】【特集】“子どもの脳”を守れ 脳科学が子育てを変える
  • 自閉症などの発達障害は母体の化学物質摂取による可能性がある - 東大

    東京大学(東大)は12月13日、微量のダイオキシンを投与した母マウスから生まれたマウスを用い、独自開発の行動試験を行った結果、仔マウスが成長後に、脳の柔軟性の低下と集団行動の異常が生じること、そしてその背景に脳活動のアンバランスがあることを解明したと発表した。 同成果は同大大学院医学系研究科の遠藤俊裕 博士課程3年、同大学院医学系研究科 疾患生命工学センター 健康環境医工学部門の掛山正心 助教、同大学大学院医学系研究科 疾患生命工学センター 健康環境医工学部門の遠山千春 教授らによるもの。詳細はオープンアクセスの査読つきの科学雑誌「PLoS ONE」に掲載された。 近年、自閉症患者の増加、学校生活や社会への不適応行動の増加など、子どもの「こころの健康」の問題が教育・医療現場などにおける問題となっているが、その原因の1つとして、発達期に環境化学物質を体内に取り込んだことに伴う影響が示唆される

    自閉症などの発達障害は母体の化学物質摂取による可能性がある - 東大
  • 夢の肥満薬開発へ、「幸せホルモン」オキシトシンの大いなる可能性

    医療・健康コミュニケーター/医療広報コンサルタント。慶應義塾大学経済学部卒。ミズノスポーツ、リクルート、米国西海岸最大の製函会社(LA12年)、学校法人慈恵大学広報推進室長(東京16年)など日米複数法人通算36年の広報宣伝業務を通じ、メディア・医療関係者と幅広い交流網を構築。現職にて医療広報コンサルティング、医療健康企画協力、コラム執筆でメディアと医師をつなぐ。医系シンクタンク「湾岸下町ライフデザイン戦略会議」、有識者ユニット「海医会」主宰。趣味はゴルフ、ワイン(日ソムリエ協会ワインエキスパート#58)。下記の医療・健康コラムを連載中。ダイヤモンド・オンライン「森田療法を活用するパイオニア医師たち」、「中村敬 森田療法式 心の健康法」、プレジデント・オンライン「ドクターに聞く”健康長寿の秘訣“」、講談社現代ビジネス、月刊美楽 「医療・健康分野のスーパーパイオニアたち」 ニュース3面鏡 イ

    夢の肥満薬開発へ、「幸せホルモン」オキシトシンの大いなる可能性
  • ココロとカラダに幸せホルモンのご褒美を 分泌に大事な食事や腸について知ろう

    「なんだか心も体もだるく感じる…」「やる気が起きない」「何を見ていても心が動かされない…」最近、こんな気分に悩まされていませんか? 日々の生活の中で、なんとなく心の不調を感じる人も多いのではないでしょうか。その心の不調の原因は「幸せホルモン」が不足しているからかもしれません。今回は「幸せホルモン」の基礎知識から増やし方、さらには腸との関係について解説していきます。

    ココロとカラダに幸せホルモンのご褒美を 分泌に大事な食事や腸について知ろう
  • H21

  • 「脳」の真実をどれだけ知っていますか

    01. 脳は旧字体で「腦」。右の部位は髪の毛と頭部を表しているとみられる 02. 地球上に多細胞生物が出現し、最初の脳神経系が生成されたのは約5 億年前とみられる 03. ヒトは500万年程前にチンパンジーの仲間から進化し、200万年程前から脳が大きくなり現在と同じ程度に発達 04. 古代エジプトでは脳は鼻水を作るだけの器官と考えられ、ミイラを作る際、脳は捨てられていた 05. 古代から体を司っているのは心臓と考えられていた 06. 古代ギリシャのヒポクラテスは、脳が思考や感情を司る重要な器官だと指摘。これが脳の働きに関する人類初の発見といわれる 07. ローマ帝国時代のギリシャの外科医ガレノスはヒポクラテスの医学を受け継ぎ、史上初めて人間の脳を解剖した 08. 脳が神経細胞であることを視覚化したイタリアの医学者ゴルジ、ニューロン説を提唱したスペインの神経解剖学者カハールは1906年のノー

    「脳」の真実をどれだけ知っていますか
  • スマホ脳疲労の症状と対処法|疲れに効くコラム|大正製薬

    毎日使っているスマートフォン(以下スマホ)やパソコン。 1日中傍に置いて、ついつい見てしまう……という方も多いのではないでしょうか。 スマホ依存は「脳疲労」を引き寄せ、悪化すると体の不調にまでつながってしまうのです。 情報社会の今だからこそ、覚えておきたい情報機器との健やかな付き合い方をお伝えします。 <監修> 奥村 歩先生(おくむらメモリークリニック 院長) 医学博士。「もの忘れ外来」を中心に認知症やうつ病の診療を多く手がけ、これまでに10万人以上の脳を診断。著書に『その「もの忘れ」はスマホ認知症だった』(青春出版社)、『「朝ドラ」を観なくなった人は、なぜ認知症になりやすいのか?』(幻冬舎)など多数。 毎日使っているスマートフォン(以下スマホ)やパソコン。 1日中傍に置いて、ついつい見てしまう……という方も多いのではないでしょうか。 スマホ依存は「脳疲労」を引き寄せ、悪化すると体の不調に

    スマホ脳疲労の症状と対処法|疲れに効くコラム|大正製薬
  • 練習中ではなく「頻繁な休憩」がスキルを上達させると判明 - ナゾロジー

    上達したいなら頻繁に休んだほうがいいかもしれません。 2021年にアメリカの国立衛生研究所(NINDS)の研究チームは、ピアノのような新しいスキルを習得する練習では、頻繁な休憩を行う方が効果的な上達ができるという研究結果を報告しました。 またこの研究では、スキルの上達は練習中には起こらず、休憩中にのみ発生することが示されています。 新しい技術を習得しようとすると、私たちの脳内ではどのようなことが起こっているのでしょうか? この研究にかんする論文は、2021年6月8日付で科学雑誌『Cell Reports』に掲載されています。

    練習中ではなく「頻繁な休憩」がスキルを上達させると判明 - ナゾロジー
  • 脳とは「記憶そのもの」だった──「記憶のメカニズム」の詳細が明らかに

  • より速く適切に学べる人、その理由:ほめ方の研究