2005(平成17)年10月19日(水)・20日(木)、「日経コミュニケーション」20周年記念フォーラムが東京・紀尾井町のホテルニューオータニ「鶴の間」で開催された。テーマは、「企業を変えるネットワーク革新」。 今回は、そのなかから、20日(木)に行われた大前研一氏(経営コンサルタント)の基調講演「企業を変えるネットワーク革新 〜21世紀をリードするための条件〜」の前編を紹介しよう。日本のネット企業の雄はまだ「見えない大陸」の真の意味を理解していないと辛辣なコメントが寄せられたが、それは半面、日本の今後の若い世代に大きな期待をかけているからに他ならない。 「新しいネットワーク時代の夜明けは1985年にありました。そこから数えて、2005年の今年は、『AG21年』に当たります」と大前氏は話を切り出した。 「AG」の「G」とは、大前氏によればビル・ゲイツ(Bill Gates)の頭文字という。