やや旧聞となるが、かつての名作フリーゲーム「CardWirth」において、オリジナル開発者が紛失したソースコードを第三者による解析で復元することに成功したとのこと。 CardWirthと言えば2000年前後におけるPC系雑誌付録CDの常連であり、たびたび特集も組まれていたため記憶に残っている/.J読者諸氏もいるのではないかと思う。今でもVectorには専用カテゴリが存在しており、大量のシナリオが登録されている。 しかしバージョン1.28を最後に開発は停止、ソースコードを紛失したということもあり、それから6~7年たった今はかつての勢いも影を潜め、愛好者により細々と続いていたようだ。 このように開発停止したフリーソフトは数あれど、第三者の解析によりソースコードを復元して復活した例というのは非常に珍しいのではないだろうか。復元には1年を要したとのことで、復元者のツイートからもその苦労が窺える。