健康を保つにはなにが重要なのか。精神科医の和田秀樹さんは「日本で使われている健康にまつわる数値は『平均値』に基づいており、信憑性が高いとはいえない。高齢者の場合、医者の助言を信じて、『やりたいこと』を我慢するほうが問題になりやすい」という――。※本稿は、和田秀樹『90歳の幸福論』(扶桑社)の一部を再編集したものです。 写真=iStock.com/byryo※写真はイメージです - 写真=iStock.com/byryo■「個人差」が無視される現代医学なぜ、医者の言葉は信用ならないのか。その最大の要因は、現代医学では「個人差」というものを考慮していないからです。 みなさんもご存じの通り、人間には誰しも個人差が存在します。 顔かたちや身長、体重がそれぞれによって違うように、体質も人によって大きく違います。同じものを食べても、お腹を壊す人がいれば壊さない人もいる。同じような生活スタイルを送ってい
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