コネクテッドカー市場は、1996年にGMがリリースした「OnStar」で幕を開け、この20年で多くの車両に携帯通信向けモデムが搭載されるようになった。後発組のフォードは、リンカーンやプラグインハイブリッドカーの一部車種をコネクテッドカー対応にしたのみだったが、この2年で急速に他社を追い上げている。 今年中には、北米で販売されるフォードとリンカーンの全モデルがコネクテッドカーになり、アマゾンの配達員がドアを解錠して自宅に荷物を届けるサービス「Amazon Key」の自動車版(クルマのトランクに荷物を届ける)にも対応する予定だ。 コネクテッドカーとそれに対応したサービスは、世界中で急速に普及している。フォードが2007年に発表した「SYNC」は、ドライバーがスマホやメディアプレーヤーを車と接続し、音声やダッシュボードで操作できるインフォテインメントシステムだ。 フォードは「bring your