5月14日、2018年度(H30.4.1~同31.3.31)連結決算の概要を公表した。連結売上高は2086億0500万円(前年比0.9%増)、営業利益は27億0700万円(同13.9%減)、経常利益は42億0500万円(同13.2%増)、親会社株主に帰属する当期純損失は40億8500万円(前年は10億3800万円の純利益)。2014年の同社発足以来、初の赤字となった。 KADOKAWAやGzブレインなどの「出版事業」は、売上高1159億5800万円(同2.9%増)、営業利益72億5300万円(同20.9%増)と好調だったものの、ドワンゴなどが手掛ける「Webサービス事業」が、営業損失25億7600万円(同10億6700万円の損失)を計上したことなどが影響し、赤字決算となった。同社は6月20日開催予定の定時株主総会の承認を経て、7月1日付で「(株)KADOKAWA」に商号変更する。